地味な俺がなんでモテるの!?

斉藤 自由

第15話 今日は部活体験をしよう

「じゃあ今日はここまで」

と最後の授業が終わり号令を掛けそのまま掃除が始まる。

「なー成城ー」

と箒を持って来たのは同じクラスの佐々木陽太だ

「なんだ?」

「お前部活どうすんの?」

「あー」

そう、今日は部活勧誘が多いい何故ならば今日と明日は部活の体験が出来る期間だからだ

「さようならー」

と放課後になり陽太は足早に教室を出て行った。

「まぁ……部活やってもいいけどな」

と帰りの支度をしていると……

「ごきげんよう 斉藤成城」 

「いちいちフルネームで……呼びずらくないか?」

と面倒な相手が来たのでそれだけにしようと席を立つと

「待ちなさい」

と橘は成城を止めた

「あなた部活とやらには入らないの?」

「いや、迷っているところだが?」

そう言うと橘は何か考える素振りをし「もう用はないわ」と教室を出ていく
 
「なんだったんだ あいつ」

と成城も教室を出る。

成城が廊下を歩いていると部活に関しての話が聞こえて来る。

「家庭科部に入りたいなー」

「あー女子力アップ?」

「そーそれで今年こそ彼氏を」

「それは無理だね」

と色々な話が聞こえて来るが成城は迷っていたが成城は迷ったら行動しようと思い、取り敢えず部活のポスターを見ることに決めた。

成城がその場所に着くとポスターの前では人だかりがあった。
流石に今日は混んでいる様だ。

「さてと」

と成城がポスターを見ていると

「成城じゃない」

と声を掛けたのは未来であった。

「部活、決まった?」

「いや、全く」

「ふーん」

「まぁそのうち決めるさ」

と未来は話しを終えるとそのまま通り過ぎて行った。

未来は部活決まっているのかやらないのかはわからないが……まぁそれは未来の自由だ。

「これにするか……」

と先ず成城が選んだのは体育館でするスポーツ。
それは、バスケットボールだ

「ほら!ブロック!」

と一人が叫んだが間に合わない
ボールをドリブルしながらその高身長の男はゴール前でジャンプをし、そのままボールを叩きつける様にダンクを決めた。

「凄いな……」

と成城は素直に感想を言う
その練習試合を見ていると……

「お!お前も体験か?」

と声を掛けて来たのはバスケ部の人だった。

「はい」

とだけ返事をするとこの人はにかっと笑い

「そうか!じゃあお前はあそこに行けば色々と楽しいぞ」

と指を指されたのでその方を見ると俺と同じ様な体験入部者が集まっていた。

「ありがとうございます」

とお礼を言いその集団に混ざる
流石にバスケとあって体験者は多い。
そして、体験が始まったが特に意外性は無く成城は淡々と続けていたが……

「よし!これで一通りは終わったが……」

と説明をしていた先輩は俺の方を見る。

「そこの一年!」

と先輩は俺を見て険しい顔をしいた。 
そのせいで周りの空気に緊張がはしる。
何か不味いことをしたのかと成城は思ったがそれは勘違いだった。

「おめでとう!お前は今から1セットだけ試合が出来るぞ!」

とわっはっはーと笑い掛けて来るが成城は何故試合をするのかわからなかった。
それが見透かされたのか先輩は俺に笑い掛け……

「いや、簡単な事さ。普通に俺の気まぐれだ。」

良いのか?それで!?と思ったが成城はもう諦めていた。

「おーい!お前らー!」

とインターバル中の先輩の前に俺は出された

「今からこいつは試合をするから宜しくな!」

となんともてきとうだがその先輩はまたか……と言う感じで俺を受け入れてくれた
その表情で成城は察したのであった……

「まぁキャプテンの無茶に付き合ってくれや」

と同じチームである先輩は俺を気遣ってくれたが成城は逆にこの先輩に気遣ってあげたったとこの時思った。

「俺は今村だ」

と今村先輩が名乗ったので成城も名乗る事にする

「斉藤です」

「宜しくな!」

と背中を叩いてくれた。

「よし!じゃあもう1セット行きますか!」

と今村先輩の掛け声でチームメイトの士気を上げる

そして、タイマーが鳴った

成城はただゴール前を守っているだけであったが先輩のプレイを見ていると成城は自分が今では足手まといとなるのは明白だった。

「おい!斉藤!行ったぞ!」

と今村先輩の掛け声で成城は引き締まる

どうせ素人だだったら……

「もらった!」

と相手はジャンプシュートの決めそうになったので成城は少しムッと来ていた

流石に素人と言っても……

「な!」

とシュートした筈のボールは成城によって叩きつけられた。

「舐めすぎですよ!」

と成城は察したこれが得点チャンスだと……
そして、その得点を決めるのは

「今村先輩!」

と相手ゴール前にスタンバっていた先輩にボールをパスする

「ナイスだ!」

と先輩は安定したフォームでシュートを決める。

「斉藤やるな」

「まぐれですよ」

とそんな会話をしていたがそれはある人物が現れる事によって途切れていた。

「あ、さっきの」

と成城はさっきダンクシュートを決めた生徒がそこにいた。

「あちゃーあいつが来たかー」

と今村先輩は頭を抱えた

「あいつ誰なんです?」

「あーあいつは斉藤と同じ一年」

と高身長の男を見る。

「光永 航平だ」

と改めてその、光永を見るとぱっとみ身長は180cm前半と言った感じで青い目に金髪…
どうみても外人だった。

「あいつは手強いぞー」

と先輩は言うが成城は何だか楽しくなったいた。

「頑張りますよ」

と成城は身構えた。




※これはバスケット小説ではありません

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