地味な俺がなんでモテるの!?

斉藤 自由

第8話 成城と未来は意外とお似合い

「これくらいかな?」

と荷物を抱えている成城に向けてそう呟いた

「って結構買ったな」

っと少しため息混じりに言って見たが
未来は聞き流しいた
その様子を見て成城は愚痴を言うのは諦めた

「さて 帰るか」

とようやく終わると思い少し声が弾んだが

「じゃあこれから遊びましょう!」

と成城を無視をしてそのまま歩いて行く未来を見て

「え?まだ続くの」

と呟いた成城であった


「さて 何をやろうかなー」

と上機嫌で歩く未来を尻目に成城は少し疲れていた

そう今来ているのはゲームセンターだ
先程のショッピングモールからゲームセンターは近く遊ぶためにゲームセンターに来ていた
っと言ってもゲームセンターだけでは無い
何しろここにはボウリングやカラオケなど
遊びには持って来いの施設が並んでいるので
休日は人でいっぱいになる
普通に楽しいのだが今の状況の成城には
あまり楽しめないでいた

「んー あっ」

っと先程から中に可愛い兎のぬいぐるみが置いてあるクレーンゲームで遊んでいる未来だが中々取れないので少し不機嫌になっている
その様子を見て成城はこれ以上不機嫌にさせたく無い成城は未来の肩に手を載せ

「替わって」

と言い成城は100円を入れた
成城を見て未来は少し頬を赤く染めていたが
それには気付かずに成城はクレーンを動かす

「ほい」

普通にぬいぐるみを一回で取った成城に少し
ジト目を向けつつも

「あ ありがとう…」

とぎこちないお礼が聞こえた成城は

「どういたしまして」

も少し照れくさいので適当目に返事をし少し早足の成城にぬいぐるみを抱き締めながら悪戯っぽくクスッと笑った未来であった

「ね あれ一緒にやろうよ」

と隣に歩いてた未来が指した方向を見るとそこには

「ナリカーか」

ナリカーとは一言で言うとレースゲームである
非常に人気のゲームでただ技術で競うのでは無く ? ボックスと言うシステムがあり
それを取るとアイテムがランダムで出る様になっているつまり何が起こるかわからないと言う事だ

「良いのか?後で泣いても知らないぞ」

「それはこっちの台詞ね」

と成城は淡々と未来は少し嘲笑うかのように言った
そして…ゲームでのカウントが始まる
3 2 1

「「Go!」」

「結構やるわね」

「お前もな」

そうスタートダッシュでの勝負では互角であった
スタートダッシュではタイミング良くアクセルを踏まなければならない中級テクニックだ

未来と成城はほぼ並んで操作をしていた
お互いに1位は譲らないらしい

そして

「?ボックス…」

そう?ボックスが1つだけ置かれていた
これを取る 取らないとだと差が開いてしまう
そんな事はお互いわかっているため?ボックスを取らせまいとカートをぶつけ合った

「もらったー!」

とこの勝負では未来が勝ちを上げた
そしてそのアイテムとは…

「自動追尾爆弾ね」

そうこの物騒な名のアイテムはその名の通り
自分以外のプレーヤーに自動で追尾していき
そのプレーヤー引っ付いて来るそれを擦り付けるか解除方法は無い

「中々運が良いな」

「運だけじゃないわよ!」

とそのアイテムは使わずドリフトをしてコースを駆けて行く
それに負けずと成城も後ろに付いて行き
未来を抜かしそうになるが

「甘い!」

とギリギリのコースで成城の車にわざとぶつかり曲がる道をスピードが落ちないように
したのだ

「…………」

この事がきっかけで成城と未来の差は開いてしまった
これがきっかけで
未来は勝利を確信しアイテムを使ったが…
爆発した瞬間に成城は未来を抜かしていた
つまり成城は爆風を生かして未来を抜かしていたのだった

「!?」

ゴールが目の前だった未来は驚きで声も出なかった

「まぁ 俺の勝ちだな」

「うー」

と膨れっ面をしている未来を見て遠慮無く
勝ちを自慢した

「まぁこれぐらいにして…」

と自慢を一通り言い終わり不機嫌になる
未来に提案をした

「じゃあ次はあれをやらないか?」

「ゾンビアイランド?」

そうホラー形のシューティングゲームだった
設定っはいたってシンプルだった
そして成城は一丁のハンドガンを
そして 未来は二丁のサブマシンガンを手に
していた

大体この手のゲームはいきなり驚かせてくるが成城と未来には通用しなかった
いきなり出て来たゾンビは漏れなく銃弾を頭に叩き込み即刻退場させて頂いている
実に淡々としていて周りの目が気になったのは言うまでも無い

「ふぅー案外簡単だったね」

「まぁ ゲームだしな」

とそう言っている二人だがこのゲーム機は
難易度が高過ぎてクソゲーとも言われている
ゲームなのだがその事は二人は知らずに
そのままクリアしてしまった

そしてこの後

「そろそろ帰るか」

と今は夕方になりそうな時間帯なので
お開きにすると提案した成城
その一言で未来はスマホで時間を確認し

「そうね」

とスマホをしまい

「じゃあ俺は」

「一緒に帰ろ」

と成城は一人で帰ろうとした事がわかったのか成城の言葉を遮り未来はそんな提案をしてきた
しかも 笑顔で… 
もちろんその笑顔は成城は全くときめかなかった

「今日は 私の負けね」

といつも通り慣れている道でポツリと言った

「まぁな」

と先程のゲームでの勝敗が堪えたのか
少し不機嫌な未来に

「今日は俺も楽しかったよ」

と少しでも未来を柔らかくするために
今日のお出掛けの感想を言った
すると未来は何かを隠す様に俯き始め
数秒経つと顔を上げ上目遣いで成城を見ていた
当然の様にそんな未来を見ていない成城は
ただ淡々と歩いている

「それじゃあ」

「うん」

とあの後一言も喋ら無いでお互いの家に着き
家が隣同士だがちゃんと未来を見送った
家に入って行き「じゃあね」と小さく呟き
直ぐに家に入ってしまった

「なんだよ 結構冷たいな」

と少し躊躇って欲しい成城だが幼なじみなのでこう言うものかと納得し成城も家に入って行った







ここは駅のホームそこに一人の黒髪で
誰かに少し似た容姿を持つ美少女が大荷物を持って電車を降り
そして…俯きながら呟いた


「もうすぐで…会えるね…」

と俯いていた少女は顔を上げ黒い瞳を輝かせながら

「お兄ちゃん」




コメント

  • 斉藤 自由

    指摘コメント
    ありがとうございます!!!
    自分は何となくでやっていたので
    良い指摘になりました!

    0
  • 王一歩

    初コメ頂きます!

    んー、感想というよりかは訂正かな?
    行間が不自然に空いてておかしく思います。
    あと、風景描写が足りなかったりして。
    とりあえず、ストーリーよりもテクニックが重要だ!

    0
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