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Bouquet of flowers to Messiah

有賀尋

Impossible suggestion

部屋に戻って、僕は何をするでもなくただただPCを見つめていた。
情報を集めるでもなく、仕事をするでもなく、ただただデスクトップをぼーっと見つめる。
するとドアをノックされた。

「...はい...」

ドアを開けると百瀬さんが立っていた。

「...百瀬さん...」
「...ちょっといいかしら?」

百瀬さんが一呼吸置くのはなにかがある。

「なんですか...?」
「...あのね、雛森が...帰ってきたの。今医務室にいて...」

それを聞いた僕は部屋を飛び出した。
医務室に飛び込むと、そこにはたくさんの管に繋がれてベッドに横たわる雪がいた。

「...雪...そんな...なんで...なんで...」

僕は膝から崩れ落ちた。

「...任務の失敗なの。昏睡状態で...目が覚めるかも、動くかもわからないって...」
「...そんな...嫌だ...嫌だよ雪!」

どうして...なんで...大切な人を取るの...?

「こんなことを言うのはなんだけれど...もし雛森の目が冷めなかった時、肉体を共有する気は無い?」

肉体を共有...?

僕は必死に理解しようとした。
雪の体はもう使えない。

僕の体に...雪の魂を...?
でも...永遠に会えないんじゃ...?

それを理解した時、僕は思わず百瀬さんを見上げた。

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