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Bouquet of flowers to Messiah

有賀尋

The back which runs after it

そしてその日から、僕のところにも、チャーチにもメサイアからの連絡は一切なくなった。
電話も通じなくなって、メールも戻ってきてしまった。アドレスを変えるわけはないから多分受け取り拒否をしてるんだろう。

「...なんで...?どうして...?僕何かした...?」

情報部で頭を抱えて考えていると後ろから肩を叩かれた。
振り返ると百瀬さんで、いつもと変わらない顔で問いかけてきた。

「どうしたの、尋くん。浮かない顔してるわね?」
「...百瀬さん...雪が...!」

そこまで声に出すと僕は思わず泣いてしまった。

「雛森がどうかしたの?また喧嘩?」
「違う...んです...この間...夢で魘されてるのを起こして...汗をふこうとしたら手を払われて...雪いなくなってしまって...!僕また何かしたかなって...でも心当たりなくて...!メールも戻ってきちゃうし...ずっと連絡がなくて...」

そっと百瀬さんが頭を撫でてくれた。

「...雛森がそんなことを...大丈夫よ、私も探すわ、泣かないで尋くん」
「...だって...!」
「何か理由があるのよ、きっと...。だから泣かないで、ね?」
「...はい...」

その日は仕事が何も手につかなくて午後から休みをもらった。

雪と過ごした部屋に1人でいるのは慣れたはずなのに。
慣れたはずなのに、あの乾いた音が耳から離れていかない。
思わず部屋の中で耳を塞ぐ。
あの音のせいで雪がどんな顔をしていたかも思い出せない。
だんだん呼吸がおかしくなって、呼吸が出来なくなっていくのが自分でも分かる。
呼吸しなきゃと分かっているのに出来なくて、僕の意識はブラックアウトした。

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