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Bouquet of flowers to Messiah

有賀尋

If I can walk your neighbor

「...神楽坂さん、歩けるようになりますか?」

僕が目を覚まして1番に聞いた事だった。
でも、神楽坂さんはいい顔をしなかった。

「...有明君、正直言うとね、一生歩けないよ」
「...え...?」
「神経伝達が出来ていないんだ。いわば下半身麻痺の状態なんだよ」
「...もう...歩けない...?」

その瞬間、僕の夢は潰えた。
どうやら自分で撃ったときの撃ちどころが悪く、下半身への神経を傷つけてしまったらしい。
リハビリを重ねても足は動かない。
頑張ったとしても動くのは腰から上のみ。
寝たきりか車椅子の生活。そして、電脳世界を行き来するだけの体。

結月とどこにも行けない。
何も出来ない。

じゃあ...僕はなんのために...?

「なんのために?って思った?」
「...はい...」
「藤瀬君の光になるため」
「...結月の...光になる...?」

...そう言えば、昔結月がそんなことを言ってたっけ。

『幸樹は俺の光なんだ』

って。

光に僕はなれるのかな。

なれたのかな。

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