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Bouquet of flowers to Messiah

有賀尋

The confinement to the house that is the natural consequences

「...はぁ、暇だなー…」

謹慎処分を受けてから数日が経った。
俺は色んなことをしてきた。
久世朝陽の正体を明かしたこと、草薙伊織のもう1人の秘密。これはチャーチにとっていいこととは言えない。
俺がした事は許されることじゃないことくらい知ってる。
結果として久世朝陽は死んだし、草薙伊織も色々あったものの衛と卒業を迎えた。

「...秘密を暴くものは秘密を抱える、か...」

愛斗にも言えない秘密がある。
いや、もう俺は愛斗を巻き込んでいる。

こうなったら、もういっその事全てを巻き込んでしまおうか。

愛斗は俺が守る。

そう決めて何年経っただろう。

ドアが開いて愛斗とバロンが入ってくる。

「海斗、ご飯だよ」
「...ん、ありがと」

今の癒しはバロンと愛斗だけだ。
ネットからも切り離されたこの場所で、謹慎が明けるのを待つ。
と言っても、明けるのは当分先だ。

「...自業自得だよ、海斗」
「...知ってる」
「昔からそうだよね、なんか色んなことに首突っ込んでさ…おかげで俺1人でさ、寝れないから早く戻ってきてよ」
「...分かってるよ」

食べ終えると愛斗はバロンを連れて出て行った。そしてまた一人の時間になる。

...何がしたいんだろう、俺。

死んでもこれは言えないだろう。
いや、死ぬ気なんかさらさらないんだが。

何をすることも無い俺はただ1人で虚空を見つめた。

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