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Bouquet of flowers to Messiah

有賀尋

Graduation and side effect

必ず訪れる『卒業』

これはメサイアと離れる意味でもあり、サクラとしても認められるということでもある。
もっと言うなら、これで俺は国に命を捧げて散れという暗黙の命令でもある。

ただ、俺は前ほど無理がきく体じゃない。

痛覚はない。

でも、どこかで違う自分が自分を蝕み始めているのを感じていた。

それは夢の中でも声をかけてくる。

―なぁ、本当は離れたくないんだろ?

...離れなきゃいけない。これは命令だから

―じゃあどうして泣いている?

...分からない...どうして...?

―なぁ、また殺せって言われたら殺せるか?あの時みたいに

...無理だ。大事な人を2度もなんて...


そこで目が覚める。
いつも泣いて目が覚めるから、心配される。

「...衛、またですか?」
「...伊織...」

そっと目元を拭ってくれる手はいつも震えていて冷たい。
怖いと眠ることをやめても、それでも体を蝕んでいく知らない自分。

昴に聞いても、分からなかった。もしかしたら昴は知っているんだろうけど教えてくれなかった。

―I win, and murder him

...やるしかないんだ。


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