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Bouquet of flowers to Messiah

有賀尋

I fly in the cyber world

僕は作ってくれたアバターを使って電脳世界を飛んでいた。
電脳世界での個性は敵になる。そう言っていた人がいた。
だけど、僕は知っている。それでもメサイアを助けんとする1人の先輩がいる事を。

「...結月...!」

僕は必死に探した。結月の痕跡を、結月の端末を。
すると、声をかけられた。

「...君はサクラ?」
「...そういうあなたは...悠里先輩...?」

そう、自分からネクロマンサーになった、悠里淮斗。先輩である白崎護のメサイア。

「どうしてここに?」
「詳しい説明はできません。でも、僕はメサイアの端末を探してるんです…!」

そう告げると悠里先輩は教えてくれた。

「サクラの端末コードはある規則にそって設定されてる。ヒントをあげる。...記念日だよ。それを探せば1発で分かるはずだ。この膨大な数字の海の中で探すのは大変かもしれない。だけど、君ならきっと見つけることができる」
「...記念日...?」
「そう、記念日。思い出して探してごらん。僕は仕事に戻るよ。...じゃあね、後輩君」

そう言うと悠里先輩はまたいなくなった。

記念日...。結月と過ごしてきた中でたくさん記念日は作ってきた。でも、なんの記念日なんだろう...?

しばらく見て回ると、とある羅列を見つける。

そして思い出した。僕達が、メサイアを組んだ日。結月はこれだ!

僕は端末に入っていった。

「結月!」

画面から結月に声をかける。それでも結月には聞こえていなかった。こうなったらインカムを乗っ取るしかない!

インカムを乗っ取って声をかける。

「結月!」
「...え?...幸樹...?いや、まさか、な…。幸樹は俺のせいで...」
「結月!端末の画面を見てよ!」
「...画面...?」

インカムから端末に移動して姿を見せる。画面越しでも、結月が見えた。とても痩せてて、昔の結月じゃないみたいな。

「結月!」
「...幸...樹...?」
「そうだよ、僕だよ!」
「なんで...幸樹が...」

僕は全てを説明した。僕が自殺した理由、その後のことも、今の状態のことも。

「...そう...だったのか...」
「...ごめんね、結月...。おかえりって、迎えてあげなきゃいけなかったのに…」
「...ほんとだよ、なんで死んだんだよ…!なんでこんな姿で...!」
「結月、僕はちゃんと自分の体に戻るよ。そしたらちゃんと今度こそ結月と一緒に生きるから…今度こそ、ちゃんと一緒に戦うから…だから...帰ってきて?結月だけが背負うものじゃない。僕は勝手に思い込んで死んだけど…でもね、また生きるから…!今度はどこにいても結月を守るから…!」
「...幸樹がそう言うなら、俺は...幸樹がいる場所に帰るよ。...もう勝手にいなくなるなよ、幸樹...」

しばらくは結月の任務を手伝った。色んなところに潜り込んで情報を引っ張る。やり方は悠里先輩が教えてくれたり、助けてくれた。

僕は電脳世界を飛ぶ。

結月を守るため、そして、一緒に戦うために。

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