話題のラノベや投稿小説を無料で読むならノベルバ

Bouquet of flowers to Messiah

有賀尋

All that I can do it do it

「...喧嘩を売るつもりか」
「そんなわけないじゃん?」
『言葉が不穏だぞ』
「いーから代わってってば。それこそ聞いてるんじゃないの?」
『全く、君はわかったような口をききますねぇ』
「出てこないのが悪いんだよ、一嶋係長?」

あーあ、嫌味ったらしいあの口調は本当に嫌い。あの時以来かな、話をするのは。

「お久しぶりです、水無瀬君の時以来ですねー?」
『あの時はお世話になりましたねぇ。今はすっかり元気になりましたよ』
「そーですか、それはよかった。...で、俺はあんたにまた宣戦布告してやろうと思って」
『...ほぉ?』
「有明君の肉体はまだ始末しないでいただきたい。いずれ使う体だ」
『あの体に使う価値があると?』

うっざ。使う価値?違う。あれは、有明君の体だ。

「価値じゃない。あれは、有明君の体だ。何があって自殺したかなんて知らないけど必ず説得します。だから体の処理は待ってください」
『...対価は?』
「有明君のAI化、そして人間としても生きられるようにしましょう。とりあえずそのために必要なのは有明君の脳。一旦こちらに有明君の遺体を引渡していただきたい。そんで、あんた達が隠してることを話してもらおうか」
『隠し事はありませんが?』
「またまたぁ、有明君に聞かなきゃ真実は分かりませんけど、隠してることあるんでしょ?例えば…有明君に関すること、とかね」
『...どうやら隠し事は無駄なようですね』

そこで聞いた話は、有明君の元メサイアの話。なるほどね、それを隠してたってわけか。
そして有明君の遺体は俺達に引き渡され、脳を取り出した後に一旦チャーチに戻した。
そして、あいつらの研究成果を元に進めると、有明君の脳波が戻った。そして、目が覚めた後はこちらの仕事。

「と、言うわけで紘斗頼んだよー」
「...何がというわけで、だ。俺は何も話なんか出来ないぞ」

そこで白羽の矢を立てたのは紘斗。
色々経験をしてきた紘斗なら有明君を説得できる。そう考えたからだ。

「いーのいーの、諭してくれればいいんだから」
「諭すって...」
「紘斗ならやれるって怜のお墨付きだから。頼むよ、ね?」
「...仕方ない...」

体の状態は雪斗が管理をしてくれている。冷凍保存だからそこまででは無いが、やりすぎると使い物にならなくなる。
有明君と話を終えて雪斗に一報を入れる。そして有明君は今頃電脳世界からメサイアの元に向かっている。

やれることは全てやる。

それが俺の信条。

さぁ、後は君次第だよ、有明君。

「Bouquet of flowers to Messiah」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「現代アクション」の人気作品

コメント

コメントを書く