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Bouquet of flowers to Messiah

有賀尋

The miracle of Christmas for the first time

クリスマスパーティーをチャーチの皆とやってから、俺達はすぐに部屋に向かった。

「あー!楽しかった!なんか初めてだったし!」
「うん、楽しかったね」

ベッドに寝転がって伸びをする。ケーキも美味しかったし、ご飯も美味しかった。
風呂にも入ったし、あとは寝るだけ。

「愛斗、寝よう?眠い...」
「うん、俺も...」

そのままいつものように一緒に寝る。去年は寒い工場で寝ていたのがもう懐かしい。愛斗が寝るのを見届けて目を閉じる。明日は何をするんだっけ…。


そして翌朝、少し早く目が覚めた俺は起こさないようにそっと起きて伸びをする。たまに愛斗が泣いている時があったりする。昔の癖だ。
ふと、ベッドの脇を見ると、そこには沢山のプレゼントが積んであった。

「...愛斗、愛斗!起きろよ!」

俺は少し興奮して愛斗を起こした。

「...んー...なに...?」
「見てみろよこれ!」
「...わぁ...!」

沢山のプレゼントに愛斗の目もキラキラしていた。こんなに沢山のプレゼントを見たのは北米に潜入していた時の金持ちの家に行った時くらい。

「...すごい...」
「開けてみよう!」

最初に手に取ったのは小さな箱。正方形の箱で綺麗に包まれていた。綺麗にテープを取って開けていくと、中にはスノードームが入っていた。

「これ、スノードームだね」
「うん...あ、この中にいるの俺達かな!メサイアコート着てる!」
「...ほんとだ...!よく見たら皆いる...」

俺達が真ん中にいて、周りに百瀬さんやにーちゃんたちがいた。
こんなの売ってるわけがない。でも素直に嬉しかった。

「これなんだろう...?」

愛斗が細長い箱を開けると、そこには、

「...ドッグタグ?」
「しかも僕達の名前が書いてあるよ」

それぞれのドッグタグにちゃんと『Kaito.Y×Aito.Y』と刻まれていた。これもこれで嬉しい。
リボンのついた犬のぬいぐるみまであった。それを手に取ると、いきなり鼻を舐められた。

「うわっ!?」
「どうしたの?」
「...こいつ、生きてる...!」
「...え?」

愛斗に子犬を差し出すと、同じように愛斗の鼻を舐めた。

「わっ...ほんとだ...ジャーマン・シェパードだね、この子」
「海外でもあるまいし、まさか子犬がプレゼントなんて...」
「どうしよう...」
「...と、とりあえず他の開けてから考えよう!」

その他のプレゼントを開けてみる。
天文図鑑、お菓子を作るためのセット、双子コーデの猫耳パーカー、子犬のためのもの、本...色んなものがあった。

「...これほんとに貰っていいのかな…」
「...いいと思う...でも凄いね…その前に...」
『この子どうしよう...』

俺の膝の上で寝てしまった子犬を見つめて、俺達は頭を抱えた。誰がくれたかは知らないけど、大方察しはつく。スノードームはきっといつきにーちゃん、ドッグタグは涼にーちゃん、天文図鑑は鋭利にーちゃんで、お菓子は絶対珀にーちゃん。チャーチの面子がくれたものだろう。でも、子犬は...?

「とりあえず、こいつ連れてチャーチの中回ろう、誰か知ってる人探さなきゃ」
「うん、そうだね」

俺達は子犬を抱いて部屋を出た。

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