話題のラノベや投稿小説を無料で読むならノベルバ

Bouquet of flowers to Messiah

有賀尋

Feelings emerging

...る...!

誰かが呼ぶ声がする。
誰を誰が...?

衛...!

衛って誰...?
あなたは誰...?
誰のことを呼んでるの?
俺は衛じゃない...。
俺は名前なんかない...。

『違う、お前は衛だ』

...お前は誰...?

『俺はお前でお前は俺。名前を呼んでるのはお前のメサイア、草薙伊織。忘れたのか、お前が一生背負っていく命令を』

...命令...?
そうだ...俺は...伊織を守る盾...。
伊織を守らなきゃ...。伊織は弱い...だから...守らなきゃ...。でも体が動かない...どうして...?

『血を流しすぎたんだよ、今は不安定な中を彷徨ってるだけ。守るために作られた人形。これがお前であり俺。伊織はお前のために泣いてる』

...泣いてる...?どうして...?

『お前がいなくなるとでも思ったんだろう。3日後、お前は目を覚ます。1番に会いに行こう』

好きなんだろ、伊織が。

...うん、俺は伊織が大好き...。
話しかけてくれる伊織も、優しく撫でてくれる伊織も...全部大好き...
伊織に会いたい...。大好きな伊織のそばにいたい...。泣かないでって...大丈夫だよって…。

3日間暗いところを彷徨って目が覚めたら、伊織がいて泣いていた。
昴から話あったはずなのに、どうして泣くんだろう。
聞いたら、これが「怖い」って感情で、「悲しい」って感情で、「嬉しい」って感情なんだと言った。
感情は難しい。
でも、伊織が教えてくれる。

『―もうすぐだ。お前の中に俺が芽生える』

「Bouquet of flowers to Messiah」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「現代アクション」の人気作品

コメント

コメントを書く