Bouquet of flowers to Messiah
Dispelling fear
不安が過ってすぐに俺はチャーチに連絡を取った。
チャーチなら何か必ず掴んでいるはずだ。掴んでいないわけがない。
『有賀くん?どうかしたの?』
電話をすると百瀬係長代理が出た。
この声を聞くのも久しぶりだ。
「百瀬代理、いつきのこと何か情報入ってますか、入ってますよね」
『...えぇ、入ってるわ。加々美くんが捕まった』
「どこにです、あいつは何の任務をしていたんですか」
『落ち着いてちょうだい。その事で有賀君に帰還命令が出てるわ。その任務が終わったら今から送る場所に向かってちょうだい。迎えが行くわ』
任務を終えて場所に向かうとそこにはヘリが待っていた。それに乗って俺はチャーチに戻る。
正直気が気じゃない。
いつきは...無事なのか...?
頼む、無事でいてくれ...!
「...いつき...!」
チャーチに戻ると俺は休む間もなく次の任務があたえられた。いつきの救出作戦だ。
「加々美くんは砂漠での任務中に敵に捕まった。それが分かってから何があったか分からないから連絡は一切入れてないわ」
「インカムも盗られた可能性があるということですか?」
「えぇ、ただ、インカムにGPSが仕込んであるから場所は割れてるわ」
「場所は?」
「...ここよ」
百瀬代理が指さした場所は砂漠のド真ん中。街が近くにあるわけでも、国境が近くにある訳でもない。
ここで一体何を追ってた?
「ド真ん中ですよね、何があったんですか」
「...ここで怪しい組織が動いていることがわかったのよ。加々美くんには殲滅に動いてもらっていたの」
「...それで捕まったと?いつきはそんな簡単に...」
「最近、何かを思い悩んでいたのよ…疲れが溜まっていたのかもしれないわ…。有賀くんは何か聞いてないの?」
「俺達が任務の間に連絡を取ると思ってるんですか?」
百瀬代理が肩をすくめるのを見ると、俺は必死にいつきを助けるための作戦を組み立て始めた。
砂漠のど真ん中、何があったのか、何も掴めないまま。敵の情報も少ない。余計な負傷者を出すよりは俺が行けば負傷者は少ない。近くでヘリを待たせてそれから...。
作戦を組み立てては崩し組み立てては崩しを繰り返した。
あらゆる危険の可能性を潰して最小限の負傷でどうにかいつきを助け出さなければ、俺もいつきも危ない。
「有賀くん、情報が来たわ。その組織は...」
そうか、それは使える。
俺はすぐに砂漠に飛んだ。俺にしか救えない、たった一人の半身を助けるために。
チャーチなら何か必ず掴んでいるはずだ。掴んでいないわけがない。
『有賀くん?どうかしたの?』
電話をすると百瀬係長代理が出た。
この声を聞くのも久しぶりだ。
「百瀬代理、いつきのこと何か情報入ってますか、入ってますよね」
『...えぇ、入ってるわ。加々美くんが捕まった』
「どこにです、あいつは何の任務をしていたんですか」
『落ち着いてちょうだい。その事で有賀君に帰還命令が出てるわ。その任務が終わったら今から送る場所に向かってちょうだい。迎えが行くわ』
任務を終えて場所に向かうとそこにはヘリが待っていた。それに乗って俺はチャーチに戻る。
正直気が気じゃない。
いつきは...無事なのか...?
頼む、無事でいてくれ...!
「...いつき...!」
チャーチに戻ると俺は休む間もなく次の任務があたえられた。いつきの救出作戦だ。
「加々美くんは砂漠での任務中に敵に捕まった。それが分かってから何があったか分からないから連絡は一切入れてないわ」
「インカムも盗られた可能性があるということですか?」
「えぇ、ただ、インカムにGPSが仕込んであるから場所は割れてるわ」
「場所は?」
「...ここよ」
百瀬代理が指さした場所は砂漠のド真ん中。街が近くにあるわけでも、国境が近くにある訳でもない。
ここで一体何を追ってた?
「ド真ん中ですよね、何があったんですか」
「...ここで怪しい組織が動いていることがわかったのよ。加々美くんには殲滅に動いてもらっていたの」
「...それで捕まったと?いつきはそんな簡単に...」
「最近、何かを思い悩んでいたのよ…疲れが溜まっていたのかもしれないわ…。有賀くんは何か聞いてないの?」
「俺達が任務の間に連絡を取ると思ってるんですか?」
百瀬代理が肩をすくめるのを見ると、俺は必死にいつきを助けるための作戦を組み立て始めた。
砂漠のど真ん中、何があったのか、何も掴めないまま。敵の情報も少ない。余計な負傷者を出すよりは俺が行けば負傷者は少ない。近くでヘリを待たせてそれから...。
作戦を組み立てては崩し組み立てては崩しを繰り返した。
あらゆる危険の可能性を潰して最小限の負傷でどうにかいつきを助け出さなければ、俺もいつきも危ない。
「有賀くん、情報が来たわ。その組織は...」
そうか、それは使える。
俺はすぐに砂漠に飛んだ。俺にしか救えない、たった一人の半身を助けるために。
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