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外国人と私

あん

Ep.41

「ねぇ私指輪なくした」
波のプールから解放され、笑満の口からそう告げられる。
「さっきパーカー脱がされたときはつけてなかったと思うけど?」
「最悪、陽斗からもらったやつなのに~」
「新しいの買ってあげるよ」
お兄ちゃんがそう言っても笑満は聞かない。
初めてもらったプレゼントだって喜んでたもんなぁ。
「じゃあ落とし物届いてないか見に行こう。お前らどっかで遊んでていいから」
笑満とお兄ちゃんは係員のお兄さんのところに向かう。
待ってよ、3人って結構きつい。
『喉乾いた』
「杏ちゃん次あれ行こう」
2人に違う方向に手を引かれる。
「腕ちぎれる!」
2人とも手を離してくれたのはいいけど、そんなに睨み合わないでよ。
『ついてこい』
「俺と行こう?」
「ミンジュン喉乾いたみたいです。それからでもいいですか?」
ミンジュンの機嫌が悪くなるのだけは避けたいからミンジュンを優先する。
出店のお兄さんからジュースを受け取り、勢いよく飲むミンジュン。
相当喉乾いてたんだね、よかった優先しといて。
『優馬先輩が行きたいって言うからあれ行こう』
今度は優馬先輩の行きたいところをミンジュンに提案する。

「2人乗りだってさ。俺と乗ろう?」
優馬先輩に手を引かれるけど、空いてるほうの手をミンジュンに取られる。
『行くぞ』
もう、お兄ちゃんと笑満早く戻ってきてよ。
「ミンジュンじゃんけんな」
優馬先輩の言いたいことが分かったのかミンジュンも手を出してじゃんけんをする。
結果は、
「じゃあ行こうか」
優馬先輩の勝ち。
ミンジュンの眉間のしわは朝よりも寄ってる。
『俺下にいるわ』
せっかく上ってきた階段を下りて行くミンジュン。
「あ、怒っちゃったかな?」
優馬先輩は笑って言うけどミンジュンのことが心配になる。
2人乗りのウォータースライダーも怖くて目閉じてたからなにも楽しくなかった。
それにミンジュンのことが心配。

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