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外国人と私

あん

Ep.38

「ねぇ、これは?」
「露出しすぎでしょ!」
「いいじゃん!なんで出し惜しみするの!」
「こんなの無理だよ!」
笑満が勧めてくる水着は私には難易度が高すぎる。
「杏は私より胸があるんだから出しなさい」
笑満はスタイルいいからいいけど私は全然だし。正直自信ない。
「よし!これで決まり!すいませーん!」
「あ、ちょっと!」
笑満は勝手に私が嫌がっていた露出が多い水着を持ってレジで会計し始める。
だいぶ前の誕生日なにも買ってなかったからって笑満が買ってくれた。
「ありがとうございました!」
店員さんに見送られお店を出る。
「これでミンジュンも優馬先輩もドキドキだね〜」
「もう、なんでプールなんかにしたの」
「普通に行きたかったからだよ」
半ば飽きれてる私をよそに笑満はすごく楽しそうな顔をしている。
「だってさ、陽斗に加えてミンジュンと優馬先輩ってイケメンスリーショット見れるんだよ?プールの日私生きて帰れるかな?」
大袈裟すぎるよ。
「花火はどっちもまだ断ってないの?」
たくさん歩き回って疲れたから近くのカフェに入る。
「まだ断ってない」
「杏はどっちと行きたい?」
「んー、わかんない」
「じゃあプール行って決心つくといいね」
いつもはサバサバしてる笑満だけどこうやって私のことを応援してくれて、こういう時だけ優しい言い方するから同い年なのに私のお姉ちゃんみたいな存在で。
「どっちも選ばないっていう選択肢はないの?」
「あのね、あんなイケメン2人に言い寄られてどっちも断るって贅沢すぎるよ?2人とも見た目だけじゃなくて性格もいいんだから」
確かにそうだけど私にはもったいない気がして。

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