外国人と私
Ep.23
いつもと変わらず寝ているミンジュン。その隣で本を読む私。
女子達は本を借りることもせず、ミンジュンの寝顔を見つめてる。
こいつが本当はどんな性格してるか知らないからキャーキャー言えるんだ。
『起きて』
『ん、』
起きたミンジュンに挨拶して女子達は帰って行く。
『あの!一緒に帰ってくれませんか?』
1人の女の子がカタコトな韓国語で話しかける。
『ごめん、無理』
ストレートにミンジュンは言う。
『今日だけでいいんで!』
涙目になってる女の子を見て、こっちまで悲しくなってくる。
『ミンジュン、帰ってあげたら?今日だけって言ってるし』
『は?やだよ。早く片付けて図書室閉めて』
「なんて言ってるんですか?」
「なんかこのあと用事あるみたいでゆっくり話せないからごめんって」
「あ、そうですか。じゃあまた今度きます!」
女の子は急ぎ足で図書室から出ていった。
いつもこうやって私が言い訳を考えさせられるからミンジュンのおかげで頭の回転が早くなった気がする。
『なんでいつも断るの?』
『やだから』
『私だって通訳するのやなんだけど?』
『適当に言っとけばいいだろ』
それが嫌なんだってば。
『もしかしてなんかトラウマでもあるの?可愛い子のことそんなに拒んで』
『そうなのかもな、だからお前とは一緒にいられるのかもな』
いたずらっ子のみたく笑うミンジュン。
『それって私が可愛くないから平気ってこと?!』
『うるせーな、声でかいんだよお前は』
まぁ確かにミンジュンに可愛くないって何回も言われたことはあるけどちょっと傷つく。
「杏ちゃん」
昇降口を出ると優馬先輩が立っていた。
「あー、もしかして2人で帰る感じ?」
「違いますよ!係一緒で帰り道も同じ方向だから偶然いるだけです!」
『俺、先帰るわ』
さっきまで笑ってたのに冷たい声でそう言ってミンジュンは先に行ってしまった。
女子達は本を借りることもせず、ミンジュンの寝顔を見つめてる。
こいつが本当はどんな性格してるか知らないからキャーキャー言えるんだ。
『起きて』
『ん、』
起きたミンジュンに挨拶して女子達は帰って行く。
『あの!一緒に帰ってくれませんか?』
1人の女の子がカタコトな韓国語で話しかける。
『ごめん、無理』
ストレートにミンジュンは言う。
『今日だけでいいんで!』
涙目になってる女の子を見て、こっちまで悲しくなってくる。
『ミンジュン、帰ってあげたら?今日だけって言ってるし』
『は?やだよ。早く片付けて図書室閉めて』
「なんて言ってるんですか?」
「なんかこのあと用事あるみたいでゆっくり話せないからごめんって」
「あ、そうですか。じゃあまた今度きます!」
女の子は急ぎ足で図書室から出ていった。
いつもこうやって私が言い訳を考えさせられるからミンジュンのおかげで頭の回転が早くなった気がする。
『なんでいつも断るの?』
『やだから』
『私だって通訳するのやなんだけど?』
『適当に言っとけばいいだろ』
それが嫌なんだってば。
『もしかしてなんかトラウマでもあるの?可愛い子のことそんなに拒んで』
『そうなのかもな、だからお前とは一緒にいられるのかもな』
いたずらっ子のみたく笑うミンジュン。
『それって私が可愛くないから平気ってこと?!』
『うるせーな、声でかいんだよお前は』
まぁ確かにミンジュンに可愛くないって何回も言われたことはあるけどちょっと傷つく。
「杏ちゃん」
昇降口を出ると優馬先輩が立っていた。
「あー、もしかして2人で帰る感じ?」
「違いますよ!係一緒で帰り道も同じ方向だから偶然いるだけです!」
『俺、先帰るわ』
さっきまで笑ってたのに冷たい声でそう言ってミンジュンは先に行ってしまった。
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