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外国人と私

あん

Ep.22

『今日部活?』
『今日はない。でも図書係の仕事あるからね』
『あー、忘れてた』
授業中に話しかけてくるミンジュン。
あの日抱き締められたのが嘘のように今まで通りで、ミンジュンは私のことはなんとも思ってないんだなって思ったら普通に話せるようになってきた。
ちなみに、こないだのテストはミンジュンは全教科赤点免れて、私は学年で50番だった。
チャイムが鳴り、6時間目が終わる。
図書室を開ける準備とかがあるから教室の掃除は手伝わずに先に図書室に2人で向かう。
『何ここ暑すぎ』
ミンジュンは慣れた手つきでエアコンをつける。
梅雨も終わり、ココ最近本格的に暑くなってきた。
カウンターの椅子に座り、ワイシャツのボタンを2個外して常備してる下敷きで仰ぎ始めるミンジュン。
気にせず私は昨日新しく入ってきた本を作者順に並べていく。
「あれ、脚立なかったっけ?」
上の本棚に入れようとしても届かず、脚立もいつもならあるのに見当たらない。
『ねぇ、ミンジュン手伝って』
『なに?』
だるそうにしながらも私のそばまでくる。
『これ、あの本のあいだに入れたいんだけど届かなくて』
私から無言で本を取り、ミンジュンは背伸びをすることもなく本を並べてくれた。
「ちび」
下敷きで頭をポンッと叩かれる。
『わざわざ日本語で言うな!』
『早くやれよ、届かないのやってやるから』
汗かいてるのにミンジュンからはいい匂いがする。
『はい、これそこ』
『ここも届かないのかよ、肩車してあげましょーか?』
『うるさい、早くやって』
そんなこんなで女子達が押しかけてくる時間までには本の整理を終えた。

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