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外国人と私

あん

Ep.18

あれから何故か気まずくなってミンジュンに放課後勉強教えてと言われても何かと理由をつけて先に帰るようになった。
「もうどうしよう」
明日がテスト初日だというのに頭の中はミンジュンでいっぱいで何も入ってこない。
「俺が教えてあげようか?」
お風呂上がりのお兄ちゃんが隣に座る。
「教えて、どこ出ると思う?」
「杏さ、頭いいくせに馬鹿だよね」
意味わかんないこと言わないでよ。
「あのね今の杏じゃいくら勉強したって頭に入らないよ。ミンジュンのことで頭いっぱいでしょ?」
「何言ってんの」
髪の毛からしずくが垂れてるからタオルを渡す。
「俺をなめないでよ?笑満と付き合ってるんだからそれくらい知ってるし、ミンジュンのファンは3年にもいるからね~」
お兄ちゃんには昔からなんでも見透かされる。お前が分かりやすいからだって言われるけど絶対違う。
「知らないかもしれないけどミンジュン今日俺のとこに来たんだよ?まぁ話したことは教えないけど」
「お兄ちゃん韓国語話せたっけ?」
「ミンジュンが一生懸命日本語で話してくれたんだよ。それくらい杏のこと考えてるってことだな。杏はとりあえず素直になればいい、それだけ」
「どうやってなればいいっていうの」
小さくつぶやいた言葉もお兄ちゃんは聞き逃さない。
「そうやって強がって後悔したり、悩んだりしてこんな気まずい展開になるくらいなら素直に気持ち言ったほうが楽だと思うけど?この俺の妹なんだから自信もっていけよ」
お兄ちゃんはいつだってこうやって元気づけてくれる。
「明日の教科なに?」
「現代文と英語」
「得意なやつでよかったな。あ、そうだ。明日のテスト終わったらすぐ家帰って来いよ?」
「なんで?」
「いいから!じゃあ頑張れよ!」
お兄ちゃん自分の部屋に戻っていった。
「よし、がんばろ」


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