ダンジョンワールド〜ゼロクラス最強少年の攻略〜

ばたふらい

1,入学式(前半)

異世界と繋がった、この世界はいつからか魔法というものが存在し始めた。

そして人類は今日も異世界 ダンジョンワールドに足を踏み入れる!




「はぁ〜、だるい」

「そんなこと言っていると、堕落した人生になるよ!優」

「仕方がないだろう、そもそも3日前に合格通知が来やがったんだから!そのせいであれこれ準備するのに大変だったからな!」


異世界通称 ダンジョンワールド 
世界が始めて繋がった異世界は未知だらけの世界だった。そんな未知を探求するべく生まれたのが成城魔法学園だ。魔法という言葉から誰もが分かるように魔法を使う学園なのだが、魔法以外にも剣術など色々なことも学ぶ学園でもある。

俺(赤城あかぎ ゆう)は本来ならこの魔法学園には来るべき人間でないと見なされた筈だ。しかし3日前に合格通知が届きやがった。
普通なら、1カ月前に来るものを3日前に寄越し、中身が
とりあえず合格おめでとう!
のたったの1枚の紙切れと入学手続きの書類だった。

「確かにおかしいよね、私のは1カ月前に来たのに優のは3日前に来るのは」

このさっきから話している赤髪の短髪ショートヘアー西条にしじょう 愛華あいかという俺の幼じみだ。

「けど、一緒に通えて良かったよ。私は優と一緒に通いたかったし」

「しかし、問題なのは何ランクかだよなー」

「えっ...優の入学手続きに書いてなかったの!」

「うん?...その言い方だとまるで愛華のには書かれていたと聞こえるのだが?」

「うん、書かれてたよ...Aランク...」

この学校ではランクで総合評価してクラスを振り分けている。

Aランクは確かかなりよかったはず。
それに対して俺は何も書かれていない。

おいおい、何だこれは!人を困らせるのが好きなのかこの学校は!!!全くなってない!後で文句の一つぐらい言ってやらなければ!

「あっ...見えたよ、成城学園」

ふぅ遂に来たか!俺の時代が!!!!!!
見せてやる俺の実力を!!!

「おい」

「うん?アレ?」

おかしいな声が聞こえたはずなのに!
しかし見渡しても何も見えない

「おい!」

また聞こえる。

「ここだ!!!」

と声が思いっきりする方を見ると
マンホール?らしきものから聞こえた

「なぁ、愛華聞こえるか?このマンホールから響く声が?」

「えっ!どうしたの優?」

「いやこのマンホールから声が...」

「何も..」

「優、大丈夫?具合が悪いなら保健室に」

「いや多分大丈夫だ」

さぁ、とっとと入学式に...

「だから何故貴様無視をする!!!」

「やっぱり聞こえる!」

「優早く行かないとあっ...私先生に用事があるからじゃー入学式で!」

「おいおいやべーぜ、この学校もしくは俺!
こんな...」

「ごちゃごちゃどうでもいい!こっち来い!」

「いやだからどうやっていけと?というか今の状況変な奴と思われるので、失礼する」

「くらえ!」

なっ!!
突然の光に目が眩んだ。
あぁ...どこだここ?いや待って何この部屋!俺はさっきマンホールの上に立っていたよね!

「ふむよく来た、新入生 赤城 優よ!!」

誰だあんたは?そして何故俺の名前を知っている!

「自己紹介が遅れたな、私はこの学園の2年 
アリスだ。剣士をやっている。
しかしこうして見ると、ほんとにアレなのか?」

あれって何!!

「こらアリス新入生をいじめたらダメじゃない」

奥から現れたのはオーシャンブルーのような髪色をしてバストが豊満な女性だ。
それに比べて、アリスさんは胸がペッチャ...だが金髪碧眼である体型はロリみたいな感じだ。

「私は坂上 舞さかがみ まい2年生よ。宜しくね赤城くん!」

優しい女性だなと心を和ませると

「もちろん、赤城くんは入るよね?」

うん....?

「何をですか?」

「私たちが所属する空っぽホローによ!」

「ホロー?」

「中身がないと言う意味よ」

「というか所属って?」

「この学園ではパーティーを組まないとダンジョンワールドには行けないの。だから私たちホローは貴方を勧誘します。」

「一応考えときます。あのもう、そろそろ入学式なんで出口は?」

見渡しても出口がない。

「返さないわよ、入ると言うまでは!」

えっ...ちょ。なんだろうこの愛嬌のある笑顔なのに後ろからドス黒い何か感じるのは!

「いや、ほら!何事も考えてしないと」

「ええ、確かにその通りよ。だからこそ入るのよ!入らないとここからは出さないわ!」

「舞の方がいじめている気がするのだが」

「黙ってアリス!さぁ入りなさい赤城くん!」

えぇ〜何これ!これをどう言ったらいいか分からんがこれは入らないと後からうざいほど来るやつだよね。仕方がない

「分かりました。」

「じゃあここにサインを!」

一枚の紙にサインをした。

「じゃ帰り方を教えるわ!唱える 我ら中身なき者どもを天に返せって言えばいいわ」

「我ら中身なき者どもを天に返せ?」

その瞬間、閃光花火のような光に包まれた。

戻っている。それより時間は!!
やばい入学式まで10分だ!
急がないと

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