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ハーフエルフの少年

リンネ

第21章 説教

鉱山の街の宿。
今、ボクは正座してます。
えー数分前の事です。

ボクは鉱山の街へスエールの背中に乗って戻ってきたんです。
街中にいきなり降りるのもアレなんで、門前に降り立った。

「神子様!」

門番さんが興奮してこっちに向かってきた。
忘れてたけど、神子って呼ばれるようになったんだっけ。

適当に挨拶して門を潜ると、大通り。
この街の人はみんなボクの顔知ってるからすぐに人集りが出来てしまう。

軽い騒ぎになっちゃった感じです。
そんな中、人混みを掻き分けて近づいてくる人物がいました。

「レナート!」

よかった。
声の主は間違えなくボクの兄ちゃんでした。
兄ちゃんと合流して宿に向かい、そして部屋に入った瞬間。

パチンッとすごくいい音が鳴った瞬間、ボクの左頬に痛みが走ります。

「正座」

と、一言。
そして今に至ります。

それから今まで何してたのか、包み隠さず話しました。
はい、その後こっ酷く叱られ、泣くしか出来ませんでした。

でも、やっぱり本気でボクの事心配してくれてる。
本当の兄弟のように接してくれる。

「今度同じ事やったらマジで許さねぇからな」

「...ハイ」

とりあえず、ボクの顔は多分ぐちゃぐちゃだと思う。
なんで泣いてるか。多分嬉しいからだと思う。

「それから、もう泣くなよ。強くぶって悪かった」

「アンさん手加減ってもん知らにゃいのかにゃ?」

「うぐっ...」

「レナートは笑ってる方がいい」

とりあえず鼻水をすすり、目をこすり。
ああ...足が痺れた...。

「ごめん...なさい...」

「もういいって」

今度はちゃんと話そう。
こんなに怒られるなんて思ってもいなかった。

「でーレナちゃん。これからどうするにゃ?」

「うぐっ...ヒック...」

まだ喋れないや。

「とりあえず落ち着こう。な?もう怒ってないから。兄ちゃんも悪かった。落ち着いたら話してくれ」

それから数分でようやく落ち着いてきた。

「精霊と契約しに行こうと思う」

「レナちゃんが契約した精霊以外にもいるのかにゃ?」

「うん、最終的に精霊王とも契約する」

「精霊王か。なんかの伝承でしか聞いた事ないぞ?」

「まずは各属性の精霊のいる場所から探さないとだから目的地は王都経由して港町まで行って、そこから船に乗って海を渡る感じ」

「外国にゃ〜!」

「海の向こうか。いいなぁ悪くねぇ!」

どうやら2人とも乗り気だね。
目標も定まったし、明日にでもこの街を出たいな。
なんかこの街いずらくなっちゃったし。

「っしゃ!んじゃ今日中に支度すっか!」

こうしてボクらは明日の為に、支度を整える。
王都までは馬車が出てるけど、せっかくだから護衛依頼を受けて、王都まで向かおう。
馬車代も浮くしお金もはいる!
うん、一石二鳥だね!



そして、次の日。
依頼主と門の前で待ち合わせることになったので、ボクらは一足先に来ていた。
依頼主はまだ来てないけど、装備の点検やらで時間を潰す。

そうこうしてるうちに依頼主の人が現れた。

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