転生チートで英雄に!
第一話 死んだらそこは?
(あれ……………あぁそうか………………俺、死んだんだった…………)
✲✲✲
俺は竜華星華といい、ただの高校2年生だ。
俺は帰りのHRが終わるとすぐに教室から出て、いつものようにいつものルートを通って帰宅していた。
だが、今日は違った。
信号が赤になったので立ち止まったが、反対方向から猫が横断している。そこに大型トラックが来たが猫は1度見るだけで無視して、トラックの運転手は居眠り運転をしていて気づいていない。猫が撥ねられるのは時間の問題だろう。
ところが、幼稚園児程の子供がその猫の元に走っていって抱え込んだ上に行きで体力を使ったためか歩道に戻ろうとしてもつまづいて転けてしまった。
そしたら運転手が目を覚ましてニンマリと笑ってアクセルを踏んだのだ。
それを見た俺は考えるより先に動いた。
間に合ったが既にトラックと衝突するまで1.5mだった。
逃げることが出来ないので俺はトラックと子供の間に入り衝撃に備えた。
ドォオオン!!
俺はトラックに撥ね上げられ、運転手の名札を見た。そこには軽脇欧蔵という名でどこにでもいるような人だった。
そのトラックはどこかに行き、俺は子供と地面の間に入り自分をクッションにして落ちた。
火事場の馬鹿力を出していたのか、全身が血塗れで倒れていた。子供は猫を抱え込んだまま母親の元まで行き、その母親や周りの野次馬達は病院に電話をしているのか幾人か耳元に携帯当てていたり、俺に向けて何かを喋っている。俺は最期の力を振り絞り自分の血でこう書いた。
○×運送会社   か△△△  ××-××
軽脇欧蔵
居眠り運転  子供が飛び出たら目を覚まして笑いながらアクセルを踏んだ。
と、そこで俺は意識を失った。
✲✲✲
(ぅん…………………ん………………はぇ?)
死んだ筈なのに意識があることに疑問を持ったが、俺のクラスにいたヲタク、大出武便がしつこく薦めてきたライトノベル小説であった冒頭と同じような現象なため、何となく分かった。
この真っ白な空間には俺しかいないため、転生特典を何にしようか考えた。
暫くしたら、黒髪黄金瞳で褐色肌の猫耳猫尾を生やした少女が出てきた。
「すまぬ遅れてしもうたわい。」
(いえいえ、何となくこれからの予想は出来てますから。)
「そうか…ならまず名を名乗ろう。儂の名はアルカーチェ。エジルアイトのお主で言う異世界の最高神の一人だ。して、お主には謝罪をしないとならない。」
(?)
「死の直前に子供と猫を助けたであろう?あの猫は儂の眷属でな、助けてくれたことに深く感謝する。」
(あぁ、白状すると助ける気はなかったんです。子供が飛び出た時もそんな気はなかった。それはその子が決めたことだから。でも、あの運転手が笑った時、既に身体が動いてた。己が決めた道なら手は出さない。だが、他者から蹴落とされるような理不尽だったから俺は許せなかった。ちゃちいプライドと意趣返しだ。)
「じゃが、助かった命はある。本当ならばあの運転手は戦争に発展してしまうほどの大罪を犯すつもりであった。お主が助けた子供はお忍びで来ていた英国の王子じゃった。その上に犯人の特定をしていたおかげで既に逮捕済み。お主のちゃちいプライドと意趣返しが両国の仲を繋ぎとめたんじゃよ。」
(へえ、それだったらあの猫がいつもあの時間帯を通っていることを知らねぇな。………んで、俺はこれからどないするん?)
「ふむ、たった一度だが偉業を成したのだ。それ相応の報酬がなくてはなお主を転生しようと思う。特典はお主の一生をポイントにしたもののポイント数による。お主のポイント数は……………………はぁ?200000000ポイントじゃと!?………………………………そういうことか…面白いな。なんせほぼ毎日街中の公園の整備をしておったのじゃから。と、話がそれたな。特典はこのカタログから選ぶといい。種族によって固有の能力があることとその数はほぼランダムじゃからそこの所を考えるんじゃぞ。」
どうやら転生というテンプレらしい。そして、転生特典は自分ですべて決めるっぽい。早速開いた。
種族  
         人間族
              人間   :10P
              小人   :5P
         天使族
             下級神:50000000000000P
             熾天使:2500000000P
             権天使:125000P
             堕天使:10P
         魔人族
             魔王    :50000000000000P
             吸血鬼:2500000000P
             淫魔    :125000P
             悪魔    :5125P
             幽霊    :251P
             貴族    :125P
             平民    :10P
         妖精族
             火妖精:1000P
             水妖精:1000P
             風妖精:1000P
             森妖精           :1000P
             土妖精       :1000P
             光妖精:1000P
             闇妖精:1000P
         獣人族
             獅子猫族:10000P
             大熊族   :8520P
             神喰狼:999999999P
             神王竜:999999999P
             猫人族:2500P
             犬人族:2500P
             兎人族:2500P
                   このあといくつかあり…
                                    ・
                                    ・
                                    ・
            混血特異種:100000P
            混血上位種:10000P
            混血中位種:1000P
            混血下位種:100P
(色々とあるんですね。これ、なんかバリ高い者があるんですが?)
「あぁ、それか?個体数が少な過ぎる分高値になっとるんじゃよ。して、決めたかの?」
(はい、決まりました。100000P消費して混血特異種にします。)
「ほう、しかしそれはデメリットの方が大きいぞ?」
(いえ、それを克服してからこそ強者でしょう?)
「なっはっはっはっ!そりゃあそうじゃろう。強者は苦行試練を超えてからこその強者じゃからな。分かった。じゃが、結果は転生後じゃなきゃ分からぬからな。」
✲✲✲
俺は竜華星華といい、ただの高校2年生だ。
俺は帰りのHRが終わるとすぐに教室から出て、いつものようにいつものルートを通って帰宅していた。
だが、今日は違った。
信号が赤になったので立ち止まったが、反対方向から猫が横断している。そこに大型トラックが来たが猫は1度見るだけで無視して、トラックの運転手は居眠り運転をしていて気づいていない。猫が撥ねられるのは時間の問題だろう。
ところが、幼稚園児程の子供がその猫の元に走っていって抱え込んだ上に行きで体力を使ったためか歩道に戻ろうとしてもつまづいて転けてしまった。
そしたら運転手が目を覚ましてニンマリと笑ってアクセルを踏んだのだ。
それを見た俺は考えるより先に動いた。
間に合ったが既にトラックと衝突するまで1.5mだった。
逃げることが出来ないので俺はトラックと子供の間に入り衝撃に備えた。
ドォオオン!!
俺はトラックに撥ね上げられ、運転手の名札を見た。そこには軽脇欧蔵という名でどこにでもいるような人だった。
そのトラックはどこかに行き、俺は子供と地面の間に入り自分をクッションにして落ちた。
火事場の馬鹿力を出していたのか、全身が血塗れで倒れていた。子供は猫を抱え込んだまま母親の元まで行き、その母親や周りの野次馬達は病院に電話をしているのか幾人か耳元に携帯当てていたり、俺に向けて何かを喋っている。俺は最期の力を振り絞り自分の血でこう書いた。
○×運送会社   か△△△  ××-××
軽脇欧蔵
居眠り運転  子供が飛び出たら目を覚まして笑いながらアクセルを踏んだ。
と、そこで俺は意識を失った。
✲✲✲
(ぅん…………………ん………………はぇ?)
死んだ筈なのに意識があることに疑問を持ったが、俺のクラスにいたヲタク、大出武便がしつこく薦めてきたライトノベル小説であった冒頭と同じような現象なため、何となく分かった。
この真っ白な空間には俺しかいないため、転生特典を何にしようか考えた。
暫くしたら、黒髪黄金瞳で褐色肌の猫耳猫尾を生やした少女が出てきた。
「すまぬ遅れてしもうたわい。」
(いえいえ、何となくこれからの予想は出来てますから。)
「そうか…ならまず名を名乗ろう。儂の名はアルカーチェ。エジルアイトのお主で言う異世界の最高神の一人だ。して、お主には謝罪をしないとならない。」
(?)
「死の直前に子供と猫を助けたであろう?あの猫は儂の眷属でな、助けてくれたことに深く感謝する。」
(あぁ、白状すると助ける気はなかったんです。子供が飛び出た時もそんな気はなかった。それはその子が決めたことだから。でも、あの運転手が笑った時、既に身体が動いてた。己が決めた道なら手は出さない。だが、他者から蹴落とされるような理不尽だったから俺は許せなかった。ちゃちいプライドと意趣返しだ。)
「じゃが、助かった命はある。本当ならばあの運転手は戦争に発展してしまうほどの大罪を犯すつもりであった。お主が助けた子供はお忍びで来ていた英国の王子じゃった。その上に犯人の特定をしていたおかげで既に逮捕済み。お主のちゃちいプライドと意趣返しが両国の仲を繋ぎとめたんじゃよ。」
(へえ、それだったらあの猫がいつもあの時間帯を通っていることを知らねぇな。………んで、俺はこれからどないするん?)
「ふむ、たった一度だが偉業を成したのだ。それ相応の報酬がなくてはなお主を転生しようと思う。特典はお主の一生をポイントにしたもののポイント数による。お主のポイント数は……………………はぁ?200000000ポイントじゃと!?………………………………そういうことか…面白いな。なんせほぼ毎日街中の公園の整備をしておったのじゃから。と、話がそれたな。特典はこのカタログから選ぶといい。種族によって固有の能力があることとその数はほぼランダムじゃからそこの所を考えるんじゃぞ。」
どうやら転生というテンプレらしい。そして、転生特典は自分ですべて決めるっぽい。早速開いた。
種族  
         人間族
              人間   :10P
              小人   :5P
         天使族
             下級神:50000000000000P
             熾天使:2500000000P
             権天使:125000P
             堕天使:10P
         魔人族
             魔王    :50000000000000P
             吸血鬼:2500000000P
             淫魔    :125000P
             悪魔    :5125P
             幽霊    :251P
             貴族    :125P
             平民    :10P
         妖精族
             火妖精:1000P
             水妖精:1000P
             風妖精:1000P
             森妖精           :1000P
             土妖精       :1000P
             光妖精:1000P
             闇妖精:1000P
         獣人族
             獅子猫族:10000P
             大熊族   :8520P
             神喰狼:999999999P
             神王竜:999999999P
             猫人族:2500P
             犬人族:2500P
             兎人族:2500P
                   このあといくつかあり…
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            混血特異種:100000P
            混血上位種:10000P
            混血中位種:1000P
            混血下位種:100P
(色々とあるんですね。これ、なんかバリ高い者があるんですが?)
「あぁ、それか?個体数が少な過ぎる分高値になっとるんじゃよ。して、決めたかの?」
(はい、決まりました。100000P消費して混血特異種にします。)
「ほう、しかしそれはデメリットの方が大きいぞ?」
(いえ、それを克服してからこそ強者でしょう?)
「なっはっはっはっ!そりゃあそうじゃろう。強者は苦行試練を超えてからこその強者じゃからな。分かった。じゃが、結果は転生後じゃなきゃ分からぬからな。」
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