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太陽の為に生きる月

嘉禄(かろく)

Newborn moon〜7〜

みっちゃんとも合流して食堂に入ると、既に他の人たちが沢山いた。


「先に席を見つけなくちゃね、和希くんどっか空いてるところ見つけられる?」


僕がしゃがんで問いかけると、和希くんは周囲をキョロキョロ見回して一つの席を指差した。


「あそこ、空いてる。」
「よく見つけられたね、偉い。じゃああそこにしよっか。」


四人で席に座ると、みっちゃんが和希くんと一緒にご飯を取りに行くと言うので僕とひーちゃんは座って待っていた。
最初は少し疲れたこともあって何も話さなかったけど、ひーちゃんがおもむろに口を開いた。


「…なあ、俺ちょっと思ってることがあるんだが。」
「思ってること?なに?」


聞き返した僕をひーちゃんはじっと見てこう言った。


「あの、和希の気配どっかで感じたことがあるんだよな。
なんか懐かしいって言うか…」
「…懐かしい…」


ひーちゃんが気配とかそういう曖昧で上手く言い表せないことを発言するのは珍しい、それでも言ったということはかなり気になっていることなんだろう。
…それに、和希くんに対することでは僕も不思議に思っていることがあった。


「…あのね、僕も少し気になってることがあるんだ。
僕がちょっと疲れてる時とかにね…」
「取ってきたよー…あれ、なんかお取り込み中?」


僕が内容を話そうとしたらみっちゃんと和希くんが戻ってきたので、僕は後で話すねと言って一旦話を打ち切りひーちゃんと共にご飯を取りに行った。

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