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太陽の為に生きる月

嘉禄(かろく)

Newborn moon〜5〜

和希くんを僕の部屋に寝かせて戻ってきたひーちゃんが、ふと思いついたように呟いた。


「…あ、そういえば和希の服とかその他諸々必要なもの買ってこないとな。
今日くらいは悠隼のお下がりでなんとかなるだろうが、いつまでもそれじゃ可哀想だ。
それから和希の部屋も新たに準備してやりたい。空き部屋あったよな?」
「確かに、僕と相部屋じゃちょっと危ないかもね。
薬品はないけど物がありふれてるし。」


確かに僕が大きくなる前に着ていた服はまだ残ってるけど、お下がりだけじゃひーちゃんの言う通り可哀想。
あとおもちゃも一新した方がいいかな、僕に買われたやつが好みじゃない可能性もあるし…多分事情を知れば、いや知らなくてもトップは片っ端からそういうのを用意するお金は出してくれるし…少しくらい甘えちゃってもいいだろうと思えた。


「…じゃあひーちゃん、他の警護の人連れて和希くんの好きな服とかおもちゃ買ってあげなよ。明日でもさ。」
「…そうだな、いい考えだ。
早速明日連れていく、和希が起きたら伝えようか。きっと楽しみなことが出来て喜ぶだろうしな。」


これからの計画を立てて話しているひーちゃんも心なしか楽しそうだった、本当にひーちゃんは世話焼きだ。
けど、行かない僕の心までなぜか浮かれていたのは内緒だ。

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