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龍の使い手

王帝月ノ宮

龍馬が最強と噂された武勇伝、其の一 前編

と、言うわけでギルドがある街まできたんだが、ここはいつでも人、人、人ばかりだ。
そう思いながらギルドに入ると、まだ早朝だからか人が少ない。
俺は、いつもの受付に行く。
「あ、龍馬さん。いらっしゃいませ。今日はどうします?」
この受付嬢は、シェラーン・アルビオル。
ここのギルドの看板娘らしい。
この子の無垢なる笑顔に骨抜きにされた冒険者は数知れず。
「とりあえずいつもの。」
「また~?よく飽きないですね。。」
などと文句を言いながらも用意してくれる。
「はいどうぞ、緑茶です。」
と言って、湯飲みを差し出してくる。
「ありがとう。」
俺はお礼を言って受けとると、一気に飲みほした。
「相変わらずいい飲みっぷりですね。」
「そうかい。ありがとよ。」
俺はそう言って湯飲みを返す。
「それで?今日の仕事は何がある?」
「やるんですか?また、手を汚すことになりますよ?」
「かまわない。」
「なら止めることはできませんね。今日は、ある木こりから来た依頼です。」
彼女はそう言って、書類に目を落とす。
「普段木を切っている山で、なにやらうめき声が聞こえる。声の主を探していたら、大きな洞窟を見つけたんだが、どうやらダンジョンらしい。そのダンジョンに入って、うめき声の主を倒してくれ、そうじゃないと、仕事にならない、だそうです。」
「うめき声の主、か。面白そうだな、いっちょやるか。」
「わかりました。依頼受理の手続きは私がしておくので行ってらっしゃい。」
「行ってきます。」
俺はそう言ってギルドを出ると、空を見上げた。
この癖は、昔から変わらない。
昔、希望が
『あの雲、お兄ちゃんみたいだね。』
と言ったとき、懸命にその雲を探していた。
その時の癖が残っているんだろう。
俺は家に帰ると、白い和服のような服を着こみ、を日本刀"白正宗"にほんとう"しろまさむね"持って家を出る。
家の外で
「ヒュゥ~イ!」
と指笛を吹いた。
瞬間、
ドゴーーンッ!!
と後ろで何かが墜落したときのような音がして土が飛んで来たかと思った瞬間、
「ギャオオオオン!!」
と叫ぶ声が聞こえた。
「久しぶりだなぁ、正宗。」
後ろを振り返り、声をかける。
そこには、ワイバーン型の白竜がいた。
「さて、行きますか。」
正宗の背中に飛び乗ると、正宗は一気に急上昇して、目的地へと向かった。

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コメント

  • 春風 めると

    次の更新楽しみにしてます!

    1
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