召喚された元勇者はこの世界に適応する

海月結城

りりかのステータス

「鑑定」
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名前 庄子りりか 年齢 17

種族 人族 職種 冒険者・聖女

LV.1
HP.230
MP.400
STR.15
DEF.20
VIT.19
LUCK.25

魔法適性
水 風 光 回復

ユニークスキル
祈り

スキル
MP自動回復 HP自動回復 

称号
異世界の聖女 悪戯っ子

加護
女神の加護 生命神の加護
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「やっぱり、聖女で回復に特化してるんだね。気になる称号があるけどね」
「ちょっと、そこは見ないで」
「わかったよ。にしても、俺ら弱いね」
「そうだね」

 異世界人だったから、現地人よりは強いけど、まだまだ弱いんだよね。

「て、ことで、夕方になるまで、レベル上げしよう」
「ん、賛成!」
「じゃ、ギルドに行きますか」

 ギルドに着くまで二人で他愛もない話をしていた。

「あれ? 貴方達、夕方までまだ時があるわよ。どうしたの?」
「簡単なクエストを受けに来たんですよ」
「そうだったのね。だったらこれなんかどう?」

 流石は受付嬢。仕事が早いことで。そして、出された紙にはゴブリンの討伐と書かれていた。

「数の指定が無いんですか?」

 りりかが受付嬢に問う。

「無いわよ。何体いるのか分からないから、討伐した数によって報酬が決まるわ」
「なるほど。では、そのクエスト受けます」
「分かったわ。気をつけてね」

 そして、今はゴブリンの群れの前にいる。

「これ、やばく無い?」
「そうだね。やばいね。流石に多すぎない? 目視で200体ぐらい居るんだけど」
「でも、後ろにも下がれない。やるっきゃ無いか」

 そして、ゴブリン×200体対明人とりりかの戦いが始まった。そして、決着はすぐに付いた。
 ゴブリンを倒すと経験値が入る。レベルが上がる。強くなる。怪我する。りりかの回復魔法で回復する。パーティだから、経験値も共有。りりかも強くなる。
 だいたいこれの繰り返しだ。

「案外。簡単に終わったね。それに夕方になったし」
「そうだね。じゃ、ギルドに向かおうか、の前に、「浄化」」
「いつのまにそんな魔法覚えてたんだよ」
「臭いなって思ってたら、覚えてたっぽい。試しに唱えたら使えたんだ」

 スキル覚えるの早すぎないですかね?

「ま、ありがたいね。じゃ、戻ろっか」

 二人でギルドに戻ると。怒鳴られた。

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