俺は「普通」の高校生活を送りたいが周りが「異常」過ぎて困ってます。

スローペース

3.何かに奪われていく時間と自由

「おはよーしんちゃん」紅葉が後ろから声をかけてきた。
「あぁ、おはよう紅葉」一応挨拶は返した。

天然事件(※2話参照)以降お互いに何かニックネームを付けようと言う事でお互いにニックネームをつけた。俺は木宮紅葉の事を「紅葉」と言い。木宮紅葉は真坂真矢つまり俺を「しんちゃん」と呼ぶことになった。

まぁ、悪くないですね。美少女に他の人とは違う呼びかたで呼ばれるって。特別感があっていいですね。

「おおーい!しんちゃーん!!」と、馬鹿でかい陽気な声が俺を現実に返した。俺に「しんちゃん」と言っていいのは美少女だけだこの野郎。

この声の持ち主は間違いなく1人しかいない。
「やっぱり高山か。声のボリューム考えろよ!」と、多少呆れつつ少し嬉しいこの心境。少し複雑だ。

そーしたら陽気な声で「いやー!ごめんごめん!前見てたらしんちゃん達がいたもんで!」と、朝からのテンションとは思えない程のテンションの高さだ。

この、声がうるさいのが高山陵。同じクラスメイトで俺の最初の高校の友達だ。性格は明るくて顔も良いしスポーツ万能。サッカー部に所属していて。一つ歳下こ彼女がいるらしい。クソ腹立つな1発殴っていいかな。

まあ、流石に俺は優しいからそんな事はしな…
「おい。1発殴らせろ」
「なんで!?」


昼飯を食べ終わり1番眠たい5時間目の授業が終わり6時間目はホームルーム。
俺はホームルームが好きだ。クラスの問題や行事は大体高山や他のみんなが決めてくれる。

6時間目が始まり。先生が急に。
「真坂!木宮!ちょっと職員室こい!」といった。
渋々2人で行ってみたら。
「お前ら部活まだ決めてないのか?」と、言われた。

ヤバイ完全に忘れてた。そーいえばうちの学校1年間は絶対部活しなきゃいけないんだった。
俺は「すいませんまだ決めてないです。」
紅葉も「実は私も」

先生は少しため息をつき。
「今週までには出せよ。」って言うことで今日は見逃してもらえた。

「ねぇ。部活どうするの?」と、紅葉は俺に聞いた。
「全然考えてなかったからまだ決めてない」と俺は答えた。

「そーいえば生徒会に入ったら部活しなくていいんだよね?」と紅葉が何かを企んでいる顔できいてきた。

まぁ、まさか生徒会に入ろうとかは言わないだろうと思い。
「そうだけど…なんで?」※生徒会に入ったら部活には入らなくても大丈夫なのです。

「じゃあ!決まりね!生徒会一緒に入ろ!」そう言うと紅葉は生徒会に入るってことを先生に走って伝えに行った。もちろん俺のも言われたに決まってる。




…帰ったらゲームしよ。


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