少女と蛇神様

黒猫

お父さんとお母さん

「なあちも…」すぅは縁側でちもに膝枕をしてもらい日光浴をしながらちもにそう切り出した。
「ちもの母親は、あの人魚さんだろ?」すぅがそう言うとちもは頷いた。
「うん…人魚の純蓮(すみれ)さんだよね…?」ちもはそう言った。
「じゃあ父親は誰なんだろって気になったんだけどさ…」そうすぅは言うとちもがくすっと笑った。
「私も気になるよ。」そう言うとちもはすぅのおでこに唇を落とした。
「純蓮さんに聞きに行こ!!ついでにふく達のおめでた祝いに行かなきゃね!!」笑いながらいった。
顔が下を向いているのでするりと一束程の髪が落ちる。
「そうだな。」すぅは笑いながら言った。



数分後…
「ふくー!!」ちもが言うとふくが手を振った。
「ちもちゃん久しぶりだね〜大丈夫?すぅ君が変な事してない?」そう言うとふくはちもの頬をぺたぺたと触った。
「酷い言い草だな…」すぅが機嫌が悪そうな顔をしながら近ずいてくる。
「あんまし怒んないでね?すぅ…」ちもがすぅに少し呆れ顔で言う。
「実際それだけふくがちもの事を案じてるって事だろ?そんなに妬くなよ。」すぅの後ろから声がした。
「りゅう君!!久しぶりだね!!」ふわりと笑いちもが言う。
「おう、久しぶり、あんまふく揺するなよ?今…「そいえばふく今何ヶ月だっけ?」「3ヶ月目!!」「わあ!!おめでとー!!」お前達俺の話聞けよ…」少しりゅう君が怒った。
しばらくちもはふくと喋ったあと泉に向かった。
「?ちもどうかしたのか?」すぅがそう聞いた。
ちもが、すぅの服の袖を握ったからだ。
「ちょっとね…」「?ならいいけど…な」そう言うとすぅはちもをお姫様抱っこした
「のわっ!!すぅ?!」ちもが驚いた様に言うとすぅは笑いながら「怖いならこうすれば良いだろ?」と言った。
「…泉の手前で下ろしてね?」ちもは少し照れながら言った。
「はいよ〜」そう言うとすぅはずんずん森を進んで行く。
泉の手前に着いたのですぅはちもを下ろす
「……ぎゅっ…」下ろすとちもはすぅの服の袖を握った。
「ちも手つなごうぜ。」すぅはそう言うとちもの手を取り泉に声を掛けた。
「純蓮さーーーん」すぅがそう言うと泉から純蓮が現れた。
「何かしら…蛇神様?」殺気びんびんで純蓮が言い放つ。
「あの…純蓮さん…聞きたい事があるんですが…今大丈夫ですか?」ちもが言うと純蓮はニッコリ笑顔になり「ええ!!もちろんよ!!」と言った。
「あ…ありがとうございます…私のお父さんの事なのですが…」ちもがそう聞くと純蓮は話始めた。




数時間後…
「要は私のお父さんは鬼で酒呑童子と言う鬼の中ではとても強い鬼…と言う事ですか?」ちもがそう言うと純蓮は肯定した。
「ええ、ちなみに長老様が酒呑童子様よ」純蓮がそう言うとちもとすぅは驚いていた。
「え…私…長老様の…娘って…事…?」そう言うと純蓮はあっさり肯定した。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ここまで読んで下さりありがとうございます。
ちもの両親が明らかになったので次回は皆様の質問を載せたいので何かあったらコメントお願いします。

コメント

  • 朝咲ハナ

    リク失礼します!ふくちゃん妊娠してるって書いてあるのですが、相手誰ですか?気になります!!(≧∇≦)番外編で書いていただけたら嬉しいです!!

    1
コメントを書く

「恋愛」の人気作品

書籍化作品