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少女と蛇神様

黒猫

神様の土地

(本当可愛いな…)蛇神がそう思っているとふくが怒ったような表情をしながら近づいてきた。
「おい、そこまで殺気出す必要なんて無いだろ余計怯える…」少女がさらに強く蛇神の服をぎゅっと握りしめた。
(ああああああああああ可愛い!!!!!!なんでこんなに可愛いんだかな?!)蛇神が、心の中で悶えていると、心做しかふくの殺気が増した。
「はぁ、すぅ君が言うなら手当してあげるよ…でも!!すぅ君は私のなんだからね!!あんたにはあげないんだから!!」ふくが少女を指して言った。
「なあ、ふくは大丈夫だから安心しろよふくが手当してくれるから。」蛇神が少女の頭を撫でると、少女は少し安心したのか服を握りしめていた手を緩めた。
「手…出しなさい。手当してあげるから…」ふくが不機嫌に言うと少女は、よく分からないという表情をした。
「うーん…あんたに…ちょっと触るからね逃げないでよ?」ふくはそう言うと、少女の身体に触れた。
「…..............っ!!あんた身体中にどんだけ怪我してんの?!こんな大量の傷で動けるなんて…まあいいや。すぅ君…ちょっと外に出ててくれる?この子の怪我の手当するから。」「?分かった。」ふくに言われると、蛇神は外に出てて行った。
「…さて、あんた服を脱ぎなさい。」ふくが言うと、「?服の下には傷なんて無いと思いますけど…」少女が戸惑い気味に言った。
「んもう!!いいから脱ぐの!!」ふくが強引に少女を脱がした。
「あなた…こんな傷どこで受けたのよ…」「えっと…私…山の麓の小さな町に住んでいて…学校にも通ってたんです。友達も沢山いたし、そこそこ楽しかったと思うんですけど…町の大人達は私の事が憎いのか嫌いなのか分からないけど…外を少し出歩くだけでも忌み子と言われてしょっちゅう石を投げられました…一度だけ…町の大人の一人にお腹を刺された事があって、その時に病院へ駆け込んだんですけど…「忌み子の治療をしてやる義務など無い」と言われて追い出されました…なので縫合と止血を自分でやったからだと思います…」「止血も縫合も…自分で…だからこんなに大きくなってるのかな?あ…そう言えばあんたの名前は?私はふく。」「あ…えっと…独無ちも(ひとなしちも)です…」「へえ、ちも…可愛い名前してるのね。」「え?あ、ありがとうございます…あの…ふくさん…すみませんでした…首切っちゃって…」「ああ、もういいよあと私の事はふくって呼ぶ事!!そしたら許してあげる。」「あ…はいわかりましたふく。」「敬語も変だから無し!!」
「わ…分かった。」「うん!!よろしい!!」「…ねえふく…あの人は誰なの?」「あの人?ああすぅ君の事ね!任せて!!何でも聞いてちょうだい!!すぅ君の事なら何でも分かるんだから!!」「えと…すぅ…さんの事だけどどうしてココに連れてきたのってふく言ってたけど…ココってどういう意味なの?」「ああ、ココはね…人間達に神様の土地って言われてる所まあ日本神話で言う高天原ってとこね。」「高天原…じゃあここには人は居ないんだね?」「そ、ちもちゃんを除いたらね。」「そう…なんだ教えてくれてありがとうふく。」「当たり前でしょ?私とちもちゃんはもう友達なんだから!!」ふくが自信満々に言う。
「ありがとう…ふく…」ちもがにっこりと笑って言った。

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