擬人化魔法!〜ハーレムでウッハウハ〜

雅蛇

16話目:悩み(終)??

「こーすけ、何に悩んでいるの?」

「お、おう…それはな」

 俺は、智奈美に全てを話した。

「なんか、信じられないけど」

「信じられないならいいよ、別にただの夢だし。」

「でも、信じるわ!」

「別に構わないよ」

 正直、智奈美に無理させられないな。

「で、こーすけは変な夢を見たと?」

「まあな、夢に出てきた人が何を伝えたいのか分からなかったし、全然理解出来ん!」

「自分で考えてか…」

「そう」

「…あぁ!私も分からなくなってきちゃった!!」

「無理すんなよ…別に俺の問題なんだから。」

「うん」

 まぁ、無理すんなよって言っても無理するのが智奈美なんだよな。

 すると、先生が来て

「授業はじめるぞ!準備しろ!」

「やっべぇ!また放課後だな」

「そうだね」



《放課後》

「ごめん、こーすけ急な用事が出来ちゃったからまた今度一緒に考えよ!」

「おう、またな!」

 はぁ、もうあのこと考えるのやめよう。
理解力のない俺には無理だ。

《家》

「ただいまぁ」

「おかえり!お兄ちゃん!!」

「お帰りなさいませ…」

「あぁ、ただいま」

「今日は、えらい早く帰ってきましたニャア…」

「そうか?いつも通りなんだけどなぁ?」

「お兄ちゃん!遊ぼ!遊ぼ!」

「ちょ、ちょっと待ってよ。疲れちゃったよ、少し休ませて?」

「うん!分かった!」

 俺は、すぐに部屋に行き、ベットに寝転びながらもう一度考えた。

「…まさか…そんなことはないか!流石にな…」

「お兄ちゃん!あ〜そぼ!」

「うぉ!結愛か…」

「結愛だよ!遊ぼ!」

「よし!遊ぶか!」

「やった!」

「公園で遊ぼ!」

「ちょっと、公園に行ってくる!」

「お気をつけて…」

「功亮…行ったか?」

「えぇ」

「あいつ、気づいちゃったのかな?」

「分かりません…」

「それは嫌だにゃあ!」

「あいつが気づいちゃったら…最悪お別れかもな…」

「それは無いと願うしかないですニャア…」

「まっ!仕方ないことなのかもしれないねぇ…」



《公園》

「お兄ちゃん!見て見て!大きいお団子!」

 結愛が見せてきたのは泥団子だった。

「うっぉ!でかいな!」

「でしょでしょ!」

「そろそろ、帰るか?」

「うん!」

「帰ったらちゃんと、手を洗えよ?」

「分かってるって!」

《家》

「ただいま!」

「ただいまァ!!」

「お帰りなさいませ……ご夕食の準備が出来ております。」

「うん、分かった」

 そして、手を洗い、夕飯を食って、後はいつも通りにした。

 結局あの夢のことは気になるけど、気にしないことにして、いつも通りの生活を送ることにした。

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