擬人化魔法!〜ハーレムでウッハウハ〜

雅蛇

6話目:夏の出来ごと(中編)

 日曜日

「みんな!準備はいい?」

「おう!」

「大丈夫です…」

「いいよォー」

「うん……」

 駅に向かい電車で1時間くらいの駅に降りた。

「おぉ!!海だァ!」

「キレイー!!!」

 歩いていると、更衣室があったから、更衣室に入った。

「こーすけ、また後でね!」

「おう!!」




《女子更衣室》

「狭!」

「いや、仕方ないよ!」

「は、早く…い、行きましょ………」

「雛美!!何落ち込んでいるんだよ!」

「え…べ、別に落ち込んでないよ!」

「クロックも、何暗い顔してるんだよ!」

「わ、私は元々こんな顔ですが…///」

「そういえば、こーすけってなんか隠し事してない?」

 3人は集まって小声で話した。

「こ、これ…言ってもいいのかな?」

「え?何が?」

「私達の正体です…」

「あぁ、そういうこと!」

「え?なんでそんなことが分かるの?」

「まぁ…感だな!」

「またかよ…」

「で?どうするの?」

「隠しといた方がいいのかと…」

「そうだね」

「?で?どうなの?」

「いや、何も隠してないよ!」

「うん!」

「ふーん…まぁ!いいや!早く着替えよ!」

「うん!そうだねぇ!多分、功亮は、 早く見たいと思ってるし…」


《男子更衣室》

「ハックション!あぁ…誰か俺の噂立ててるなぁ」


《女子更衣室》

「って言うか、雛美!お前!おっぱいちぃせぇな!」

「う、うるさいな!ヒメがデカイんだよ!」

「そういやぁ、お前、あいつを抱いた時のあいつのあいつどうだった?」

「ん?あいつのあいつって?」

「わぁ!ひ、ヒメさん!その話はやめてください!」

「え?なんでよ…」

「その話はご主人様がいる時に話した方がいいのかと…」

「く、クロックさんまで…」

「それもそうだな!早く行こうぜ!」

 4人は着替えをして出てきた。

「遅いぞ!何やってたんだ?」

「いやぁ、ごめんごめん」

「さぁ!体操して泳ぐぞ!」

「うぅ…プールじゃないんだから…」

「んで?雛美!抱いた時の功亮の功亮は、どうだったんだ?」

「だあぁぁぁぁぁ!!だから、ヤメテー」

「ん?智奈実、何ヒメ姉の口押さえてんだ?」

「だって、ヒメさん堂々と下ネタ言ってたんだよ!」

「何言ったんだ?よく、聞き取れんかったけど…」

 ヒメは智奈実の手をどかして、

「雛美が抱いた時の功亮の功亮はどうだった?」

 あ、なに?そういうこと?

「物凄く、大きかったよ!功亮多分童貞だよね!僕あの時ビックリしちゃったよ!」

 俺はその場で体育座りをして、 

「はあぁぁぁぁぁぁ……どうせ俺は童貞だよ俺は童貞だよ俺は童貞だよ俺は童貞だよ俺は童貞だよ俺は童貞だよ俺は童貞だよ俺は童貞だよ……………………」

「ちょーーっと!こーすけ落ち込んでいるじゃないの!」

「智奈実!!」

「確かにこーすけは童貞で擬人化馬鹿かもしれないけど!それは言い過ぎじゃないかな!」

 いや、智奈実、お前も言い過ぎ…いや、超言い過ぎだよ…

「あーあ、智奈実のせいでもっと落ち込んじゃったよ…」

「え?私?私そんなに言ってないんだけどな?」

「いや、確実に酷いこと言ったぞ?」

「え?そ、それだったらごめん…」

「別にいいよ…さっ!泳ぎまくるぞぉ!」

 それから1時間半位泳いで浜辺に上がった。

「あれ?クロックは泳がないの?」

「い、いえ、私はあんまり…」

「雛美は意外と泳いでいるな!」

「えぇ、そうですニャア…」

「おい、ここでそれ言うなよ!」

「あ、失礼いたしました…」

「クロックは、俺達と一緒にいて楽しいか?」

「はい、前の時より全然こっちの方が楽しいです。」

「?猫の時は楽しくなかったのか?」

「はい…私は捨てられたんです…飼い主に……私は、とてもと言ってもいいくらい気が弱かったんです…ですが、アノ時住宅街を歩いてた時に、ご主人様に拾われて、今に至るんです…」

「そうか、色々と大変だったんだな!クロックは…」

「ふっ、でも、私について全部ご主人様に打ち明けられたんで清々しました、ちょっと私も泳いできます。」

「おう、気をつけてな!」

 すると、ヒメ姉が来て、

「なんだ?功亮!!クロックと何話してたんだ?」

「ひ、ヒメ姉、いやぁ、ちょっと普通に話してただけだよ。」

 ヒメ姉の胸が、また俺に当たってる。

「うん?功亮」

「ひいぃ!!」

「私の胸が当たって興奮してるのか?流石童貞だな!まだ、ヤったことが無い顔してるな!このまま、私とヤるか?」

「ちょっ!ヒメ姉冗談はよせよ!」

「いいや、私はいつでも本気だぜ?」

「お、俺はまだ、やらないよ!付き合ってもないんだから!」

「まぁ、仕方ねぇか…純粋な男も結構好きだぜ?」

「あぁ!そーですか!純粋で悪かったな!」

「別に私は純粋が良い悪いなんて、言ってないぜ!」

「そ、それはそうだけど……」

「お?図星か?」

「ああ!そうだよ!図星だったよ!」

「あぁーっはっはっはっはっはっは!!やっぱり、功亮は、面白ぇな!」

「うぅ………」

「おーーい!こーすけ!ヒメさん!」

「おぉー!智奈実!!どうした!」

「ヒメさん、一緒に日焼けしない?」

「うーん、そうだなぁ…するか!」

「わーい!」

「雛美!クロック!腹減ったか?俺がおごるぞ?」

「えぇ!ほんと?やったァ!」

「ご主人様…そんな悪いですよ…」

「いいんだよ!行くぞ!」

 俺とクロック、雛美は海の家に向かった。

「何食べたい?」

「僕、かき氷食べたい!」

「クロックは?」

「じゃあ、私もかき氷で」

「わかった、すみませんかき氷2つお願いします!」

「はいよォ!シロップはどうします?」

「僕は、レモンがいい!」

「私はブルーハワイで…」

「はいよォ!」

「楽しみだなぁ!」

 1分くらい待ってたら

「はい!お待ち!」

「わぁ!綺麗!!」

「さぁ!食べな!」

「ご主人様はいいのですか?」

「うん、俺はいいよ」

「ううーーん!!!美味しいなぁー!」

「そういやぁ、あいつらは…」

 なんと、智奈実がナンパされている。

 ヒメ姉は、寝ているし…

「ねぇ、ねーちゃん俺らと食いに行こうぜ?金は出してやるからよ!」

「い、いいですよ、そんな悪いし…」

「そんな、遠慮すんなよ、ほんの5分だけでもいいからさ!」

「あぁ…智奈実ぃぃぃ!!だいじょぶかぁぁぁぁ!!!!」

「海ではよくあることだよ」

「雛美様は海に行ったことがあるのですか?」

「うん!あるよ!よく、前の飼い主がよくあんなことされてたなぁ!」

「私は初めてな光景ですよ…」

「え?そうなの?」

「はい、海は行ったことありませんしナンパだなんて…」

「ふーん…」

「あの!俺の友達になんか用ですか?」

「あ?なんだ?てめぇ!?」

「いや、だから、俺の友達になんか用ですか?って聞いているんですよ」

「はあ?ナンパしてるだけだけど?それが何?悪いってわけ?」

「悪いですよ、迷惑がってるでしょ?」

「ンだと!ぶっ殺すぞ!」

「うっ……」

「ぶっ殺されるのはてめぇらのほうだぜ!」

「誰だ?てめぇはよ!!」

「私は、この人の友達だけど?何か問題でも?」

「問題はねぇけどよ!なんだ?俺らをぶっ殺すことが出来んのか?」

「えぇ、出来るわよ?」

「高志!殺っちまおうぜ!」

「そうだな、久々に腕が成るぜ!」

「ヒメ姉!あんまり無茶すんなよ!」

「えぇ、大丈夫わよ!」

「かかってこいやァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 ヒメ姉とチャラ男2人の喧嘩が始まる。



















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