クラス転移したからクラスの奴に復讐します

Wrath

二回戦目

高畔を殺してから俺は闘技場に戻ってきて、陸魔の時とおんなじように小石でそいつのダミーを作って帝国に送った。
その後、いくつか試合が行われて全ての初戦が終わり第二試合が行われることになった。
この試合はトーナメント式だから俺が最初になるわけで、二回戦目の相手は聖国という医療に特化した国で犯罪者は一切出入り禁止で国内で犯罪を犯したら国外追放となる国だ。しかも一つ一つの犯罪基準が高くて、[労働時間は1日8時間まで]なんかの人のためにとてもいい法律があったりする中、[道路で白線より右側と左側を分け右側はこちら側に進み左側は真っ直ぐ奥に進む]、[ポイ捨て禁止]というまるで日本みたいな法律がある国だ。それらのうち一つでも破ると国外追放らしい。
ひどいなぁと思うかもしれないが実際そうでもなく、医療費は常にタダで、家も国が用意してくれて年に3回国民だけが参加できる全て無料でできるお祭りが開催されるという善人にとってはものすごくいい条件の国だ。

そこから二人全国大会に出ているがその二人とも普通だったら強者で結構上位に行くようなやつだったけど相手側悪かったね。
リュンっていう一人目の子は俺と当たってシャナカっていう二人目の子はミリーナと当たっている。
ご愁傷様です。

さて、そろそろリュンって言うやつと試合か、どんな方法で勝とうかなぁ。

俺は色々な戦闘方法を会場に行くまでイメトレして、会場に着く少し前に一つに絞った。
そして、とびらが開き一回戦目同様にお互い動いて戦闘態勢に入る。

さて、じゃあとりあえず……

俺は持っていたグラムを異次元倉庫に仕舞い。右手を前に突き出した。

リュンは自分が舐められてると思ってるのか顔を赤くして怒っていたが俺は別にリュンを舐めてるわけではない。ただこれぐらいの相手に俺がどのぐらいの魔法を放てば気絶させれるかの実験なのだから。
試合の開始のゴングがなりリュンは自分の得物である短剣を横に持ちこちらに走りこんでくる。
俺を魔法使いと仮定して速攻で戦うらしい。
因みに、リュンの装備は全身フルプレートで短剣と小楯を持つ騎士みたいな格好だ。
対する俺は、いつもの武神様の服に武器はなしという状態。
俺は、走りこんでくるリュンによく狙いを定めて、無詠唱・ ・ ・火球ファイヤーボールを30個ほど発生させた。
それに驚きを隠せないでいるリュンは既に加速している体を無理やり横にずらそうとしている
たった10メートルにも満たない距離でこれだけの火球が目の前に現れたらそりゃ逃げるだろうよ。まぁそれが悪手なんだけどな。
俺は無理に横にずれて少しバランスを崩しているリュンの足元に5発ほど火球をぶつけて大きくバランスを崩したリュンに残りの25発をぶつけてやった。その衝撃で周りに土煙が立ちこもったがしばらくして土埃は収まり会場で全身火傷を負って伸びているリュンと無傷で立っている俺を確認して俺の勝ちで試合は終わった。
結構威力は抑えてたんだけどなぁ、流石に25個も当たったらああなるか。一個だけだったら軽い火傷で済んでいたのかもしれないな。
もうすこし加減を覚えるか。

俺は新たな目標を立ち上げて試合場を後にした。

その次の次に行われたミリーナの試合では、シャナカも強かったがやっぱり相手が悪いようでミリーナにけ最初から押されていた。
もちろん勝ったのはミリーナだ。

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