クラス転移したからクラスの奴に復讐します

Wrath

園外学習にて

あれから3日が経ち、とうとう学園外学習に出発することになった。

あの後、ミリーナとは家で激しく愛し合ったよ。
ミリーナは最近、どこで覚えてきたのか口の使えるようになってすごく気持ちいい。でも、してくれるのは嬉しいがそれで何回か出さされるからそのあと中にいこうとしても数回が限界で俺の精力が持たなそうだからあまりやらないで欲しいものだ。まぁこれを吹き込んだ人は大方検討はつくんだけどな。

場所は国から少し離れたコクアの森ってところで二泊キャンプしてから帰ってくると言うものだ。
そこまでは馬車で大体5時間ほどかかる距離だ。
殆どの生徒はアイテムボックスに荷物を入れているのか手ぶらが多かったが、中には何が入ってるのかすごい気になるぐらい大きなリュックを背負った背が小さい奴もいた。
何が入ってるのか気になったから聞いてみると、
「これは全部お菓子だよ」
と、それがどうしたの?と言いたげな顔で答えられた。
見た目は幼そうに見えるのに胃袋は化け物なんだなと思った。

馬車の護衛として、Aランク冒険者3人にBランク冒険者5人と何人かの教師がいて、道端の魔物や盗賊なんかは全部彼らが駆除して生徒に見えないように心がけていた。

しばらく進んでいると急に馬車が停止した。
目的地のコクアの森まではもう少しあるから何かあったのかと思い馬車の窓から外を見ると、ざっと50人はいそうな盗賊がいた。しかも、その盗賊たちは戦い慣れているのか、しっかりと連携ができていて、こちらの護衛が押されていた。

俺は加戦しようと思い、盗賊の正確な人数を図るために気配感知と魔力感知を半径10キロの広さで行った。
結果は、今見てる方向にいる盗賊は54名で、後ろに回って俺たちを直接攫おうとしているのが87人の合計で141人いた。
さらに、ここから7キロほど東のところに32人いたから多分こいつらは一緒の盗賊団だろう。
俺はとりあえず、クラス全員を囲えるぐらいの巨大な結界を張った。
それに気づかないまま盗賊はそのままこっちに侵攻していた。

「カードルさーん」

俺は近くで50人ほどの方を相手しているカードルさんに叫んだ。

「なん…だーっと、ぼうずっと」

カーダルさんは相手の剣を交わしながら俺たちを心配させないように明るく声を出した。

「逆側から90人ぐらいの盗賊が来るみたいなんで結界張っときましたー」
「「「「「……は?」」」」

多分これ言ったらダメなんだろうけど現状報告しないとこの後どうにもならないからな。
俺がそう叫ぶと相手の盗賊たちは、「こいつまじでか ︎」って言いたそうな顔をしていた。

「おーう。さんきゅうなー」
「ついでに僕も戦いましょうかー」
「そうしてくれると助かるー」
「わかりましたー。じゃあ逆、行ってきまーす」
「気をつけろよー」

俺は装備を異次元倉庫から直に俺の体へと防具を取り出して、そのまま馬車を出た後90人の方にかけて行った。
馬車にいた他のクラスメイトたちは、みんな俺のことをボーっと見てたがどうしたのだろうか。

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