クラス転移したからクラスの奴に復讐します

Wrath

武術授業にて

その後俺たちはカードル先生について武術闘技場に行った。そこはこの間カードル先生と模擬戦をしたところだった。そこにはすでに女子が集まっていて女子の戦闘服も男子のような戦闘服で体に自動的に合うようになっていて柄も様々だ。ミリーナは俺とお揃いの黒に赤のラインが入ったやつだ。
みんなが揃ったことを確認するとカードル先生が前に出た。

「じゃあ今からそれぞれの武器に特化した戦闘技術を身につけてもらう。まずは、各自今まで使っていた武器を構えてくれ」

先生がそういうと各自簡易アイテムボックスから武器を取り出したから俺もグランを構えた。
俺がグランを構えると周りや先生からの視線がすごかった。

「えっとー、何か?」
「いや、アストの武器は相当の業物だと思ってな」
「まぁそうですね。今持ってる武器では一番しっくりきてますね」
「ほかにどんな武器を持ってるんだ?」
「基本殆どの武器を使いこなせるので殆どの武器を持ってますよ」
「そうなのか。まぁそれは後でだな。今から好きなやつとペアを組め。アストはちゃんと加減をするように」

先生がそう言った後、真っ先にミリーナが俺のところに来た。まぁ要件は分かってるけど。

「じゃあミリーナ。一緒にやろうか」
「うん!」

俺がそういうとミリーナは嬉しそうにして後ろにいた女子は悔しそうにしていた。なんで悔しがるんだ?。

その後、俺たちはいつもの訓練のように剣を交わらせた。因みにミリーナの基本的な得物はレイピアと短剣で今はレイピアを使ってる。

「す、すげぇ」「レベルが違う」「ミリーナちゃんかわええ」「アストくんカッコいい」

周りからは感嘆の声が聞こえてくるがそんなことはないと思う。たしかに常人だったら速すぎて目に追えないかもしれないがそこそこの実力があったら目に追えるものだ。

俺はミリーナの鋭い突きを半歩右に動いて躱してそれを予測していたのかすぐに立て直してまた鋭い突きを放ってきたからグランで軽くいなしてその流れのままミリーナの喉に剣を添えた。

「はぁはぁ、また負けたかぁ」
「いい線いってるよ。もう少しでAランクも届くよ。なんならそこにいるカードル先生で試してもいいし」

俺がカードル先生に見据えながらそういうとカードル先生はそ~っと生徒の陰に隠れた。

「それもそうだね。回復したらお願いしてみようかな」
「そうするといいよ」

その後、少し剣筋に修正を加えてミリーナは休憩に入った。俺はさっきカードル先生に「アストも手伝ってくれ」って言われたから今は生徒の間を巡回して時々修正を加えさせている。

「じゃあ今日はここまでだな。次は魔術闘技場に移動だ」

一時間ほどこれをすると魔術闘技場に移動することになった。ちなみにミリーナとカードル先生はさっき試合をしてミリーナが圧勝していた。カードルさんの戦闘スタイルは前のように重い一撃の攻撃だがミリーナはスピードを生かした手数ででの攻撃だから相性はミリーナがいいだろう。

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