クラス転移したからクラスの奴に復讐します
救命
あれから2日間休みなしで歩き続けた。
体はあのバカみたいなステータスのおかげで一汗もかいてないがどこか精神的に来るものがある。
ここまで来る道中にも魔物と遭遇したこともあったがどの敵も石を投げればすぐに片付いた。
「はぁ、なんか面白いことはねぇのかなぁ」
俺がそう愚痴ると前方から戦闘音と血の匂いがした。
俺はその匂いを嗅ぎつけすぐにその戦場へと駆け出した。
着いたそこには、一つの大きくて立派な馬車とそれを守るように陣形を組んでいる兵士さん達と軽そうな皮装備を身につけているいかにも盗賊といった感じの奴らがそれを囲んでいた。騎士の数は残り五人程、近くには同じような鎧を身につけ既に生き絶えているものもいる。対して盗賊の方は、50人程の大人数で近くには10人程の仲間の死体と思われるものがあった。
俺は騎士と盗賊の間に入り込んだ。
「助太刀します」
「はぁはぁ……感謝…する」
俺が声をかけた人は肩で息をして身体中傷だらけだった。
俺はこの世界では初となる攻撃魔法をここで使おうと思う。
炎魔法レベル1 #火壁__ファイアーウオール__#
この魔法は名前の通り辺り火の壁を作り出すものだが、俺が使えば威力も範囲も格段と上がり攻撃魔法と化す。
俺が魔法を無詠唱で発動すると盗賊達は火に呑み込まれ、鼓膜がイカれそうな叫び声を上げながら丸焦げになって生き絶えた。
「殲滅は終わった。あんたは大丈夫か」
俺が声をかけると、呆然としていた騎士の人は意識を取り戻し俺を見据えた。
「あ、ああ。この度は我々の助太刀感謝する。俺はある重要なお方の近衛兵コルデットだ。よろしく頼む」
「近衛兵か。俺の名前は……アラストールだ。アストとでも呼んでくれ」
とっさに俺は自分の偽名を語った。理由は帝国のことがあるからだ。なぜアラストールにしたのかは分からん。だが復讐者って意味ではいいと思う。
「分かった。それにしてもアストはすごいな。ありゃぁ炎魔法レベル6の#炎海__フレイムシー__#だろ。しかも無詠唱だ。お前は何者なんだ?」
「えっ、あっあーただの旅人だよ。にしても、あの馬車はなんなんだ」
「ああ、中にはさっきの言った重要な人がいてな。命の恩人に挨拶して欲しいんだが。あいにく人見知りでな。あまり顔を出さないのだよ」
「そうなのか?。まぁ気をつけろよ。俺はこれから王都に行くから」
「そうか、じゃあ王都に戻った時に国王から謝礼されると思うからそん時は頼むな」
「あいよ、じゃあな」
「ま、待ってください」
さっきの魔法は#炎海__フレイムシー__#ではないんだがまぁ別に言わなくても大丈夫だろう。俺が後ろを向き、歩みを進めようとした寸前で後ろから女性の声で静止を言われた。
俺はその言葉に反応して後ろを振り向くと。
美少女がいた。
体はあのバカみたいなステータスのおかげで一汗もかいてないがどこか精神的に来るものがある。
ここまで来る道中にも魔物と遭遇したこともあったがどの敵も石を投げればすぐに片付いた。
「はぁ、なんか面白いことはねぇのかなぁ」
俺がそう愚痴ると前方から戦闘音と血の匂いがした。
俺はその匂いを嗅ぎつけすぐにその戦場へと駆け出した。
着いたそこには、一つの大きくて立派な馬車とそれを守るように陣形を組んでいる兵士さん達と軽そうな皮装備を身につけているいかにも盗賊といった感じの奴らがそれを囲んでいた。騎士の数は残り五人程、近くには同じような鎧を身につけ既に生き絶えているものもいる。対して盗賊の方は、50人程の大人数で近くには10人程の仲間の死体と思われるものがあった。
俺は騎士と盗賊の間に入り込んだ。
「助太刀します」
「はぁはぁ……感謝…する」
俺が声をかけた人は肩で息をして身体中傷だらけだった。
俺はこの世界では初となる攻撃魔法をここで使おうと思う。
炎魔法レベル1 #火壁__ファイアーウオール__#
この魔法は名前の通り辺り火の壁を作り出すものだが、俺が使えば威力も範囲も格段と上がり攻撃魔法と化す。
俺が魔法を無詠唱で発動すると盗賊達は火に呑み込まれ、鼓膜がイカれそうな叫び声を上げながら丸焦げになって生き絶えた。
「殲滅は終わった。あんたは大丈夫か」
俺が声をかけると、呆然としていた騎士の人は意識を取り戻し俺を見据えた。
「あ、ああ。この度は我々の助太刀感謝する。俺はある重要なお方の近衛兵コルデットだ。よろしく頼む」
「近衛兵か。俺の名前は……アラストールだ。アストとでも呼んでくれ」
とっさに俺は自分の偽名を語った。理由は帝国のことがあるからだ。なぜアラストールにしたのかは分からん。だが復讐者って意味ではいいと思う。
「分かった。それにしてもアストはすごいな。ありゃぁ炎魔法レベル6の#炎海__フレイムシー__#だろ。しかも無詠唱だ。お前は何者なんだ?」
「えっ、あっあーただの旅人だよ。にしても、あの馬車はなんなんだ」
「ああ、中にはさっきの言った重要な人がいてな。命の恩人に挨拶して欲しいんだが。あいにく人見知りでな。あまり顔を出さないのだよ」
「そうなのか?。まぁ気をつけろよ。俺はこれから王都に行くから」
「そうか、じゃあ王都に戻った時に国王から謝礼されると思うからそん時は頼むな」
「あいよ、じゃあな」
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さっきの魔法は#炎海__フレイムシー__#ではないんだがまぁ別に言わなくても大丈夫だろう。俺が後ろを向き、歩みを進めようとした寸前で後ろから女性の声で静止を言われた。
俺はその言葉に反応して後ろを振り向くと。
美少女がいた。
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