闇詩

めろたん

嘘発見器

【嘘発見器】


「これ知ってる?
最近流行ってるんだ…
嘘発見器」

と女は私の腕にオモチャのような腕輪をはめる

「正直に答えてね。
あなたは良い人ですか?」

私が「はい」と答えると、腕輪は青く光。

すると女はクスクスと楽しそうに笑いながら言う。

「やっぱりオモチャじゃダメね、だってあなた悪い人だもの」

どうやら本当なら青、嘘なら赤に光るようだ

女はその後もいくつか質問しては、腕輪の色と私の反応をみて楽しそうにしている

「ねぇ、奥さんとはいつ別れてくれるの?」

と女は突然私に言う。

私は
「近いうちに、あいつとは別れるよ」
と答えると腕輪は青く光。

女は私の顔を覗き込み、少し寂しそうな笑顔で言う。

「やっぱり、オモチャね」





私が玄関の扉を開けると妻が出迎えにくる。

「おかえりなさい、あなた。
遅かったのね。」

私は妻に言う
「残業で遅くなってしまったんだ。すまないね、起こしてしまって」と。

妻は私の顔を覗き込み、笑顔で

「そう、お疲れ様。」

とだけ言い寝室へと戻っていった。

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