ハルバード使いは異世界を謳歌するそうですよ
9 正体不明、氷の礫
「正体不明…」
空で今も叫んでいる正体不明。特に危害を加えるような行動はしていないとはいえ、さすがにうるさい。
「あいつを黙らせるか」
「でも、あんな高いところにいるのにどうやって攻撃します?」
「多分魔法の範囲内なんで魔法を直にぶつければ倒せると思いますよ」
一番攻撃力が高いのはドリルウィングスピャアーだ。しかし、命中率を考えるならアイシクルレインの方がいい。どうするか…いや、二ついっぺんにぶつけてやろう。
「ドリルウィングスピャアー コネクトアイシクルレイン シューティングアイス」
「FUAAAAAAAA !?」
空から降り注いだ氷の礫が正体不明に突き刺さる。アイシクルレインで降らせる氷にドリルウィングスピャアーの貫通性能をつぎ込んだ。もちろん威力も高くした。さすがに倒れるだろう。
「あれ?」
と思ったのだが全く効いていない。それどころかさっきより声が大きくなっているような…
「魔法吸収の風、水ですね」
「魔法吸収か…。あいつに物理技は効かないだろうし」
「そうとも限りません。魔法吸収を持っている魔物は物理が効くはずです。威力は軽減されると思いますが」
「じゃあ物理を試してみましょうか。ってかいつまでもうるさいなぁ!」
正体不明がさっきより声が大きくなっている。しかも手を前に突き出している。その時、危機感知魔法が反応した。
「FUAAAAAAAA!」
正体不明が叫ぶ。すると、青空に幾つもの魔方陣が浮かぶ。
「FUAAAAA!」
「まずいっ!」
魔方陣から大量の氷の礫が降り注ぐ。あれは…
「アイシクルレインッ!?」
「コウヨウさん狙いは私達みたいですよ!」
「ひとまずこの氷の礫弾きます!」
アームコピーとポルガイスターのコンボでハルバードを増加、浮遊させる。そのままハルバードで降り注ぐ氷の礫を砕く。ムラサキさんも持っていた剣で弾いている。
「コウヨウさん、あれは多分魔法吸収ではなくて魔法反射です!」
ムラサキさんが弾きながら言う。反射か。ならアイシクルレインが使えるわけだ。
「ああもう埒があかない!」
さっきからずっと弾いたり砕いたりしているのに全く終わる気配がない。さっきまで隠れてたから魔力が溜まっているのはわかるが、さすがに多すぎる。
「こうなったら…」
足に力を入れてトランペッター戦で使った氷の礫を足場にして駆け上がる準備をする。その間にも氷の礫は降り注ぐがムラサキさんが必死に弾いてくれている。
「はあぁっ!」
気迫とともに一気に駆け上がる。向かってくる氷はハルバードで砕いていく。正体不明まではもう少し…!
「消えろ!」
接近したところを十五のハルバードで斬り裂いていく。これだけのダメージがあれば最悪体制を崩すはず。
「FUAAAAAAAA!」
「クッ!」
斬り裂かれたはずの正体不明は一瞬体制を崩したが、すぐに立て直した。そしてそのままこちらに向かって突撃してきた。この距離ではワープが間に合わない。
「ぐはぁっ…」
突撃された俺はものすごいスピードで地面に打ち付けられる。
「コウヨウさ…」
ムラサキさんが打ち付けられた俺に気がつきこちらに向かってこようとしたとこにアイシクルレインが直撃して倒れてしまう。
「うっ…」
視界がはっきりしていないが周りを見渡す。地面には幾つの氷が刺されていて何人かが倒れていた。倒れている人たちは全員出血していた。その光景を見たとき猛烈な吐き気とともに倒れてしまった。
空で今も叫んでいる正体不明。特に危害を加えるような行動はしていないとはいえ、さすがにうるさい。
「あいつを黙らせるか」
「でも、あんな高いところにいるのにどうやって攻撃します?」
「多分魔法の範囲内なんで魔法を直にぶつければ倒せると思いますよ」
一番攻撃力が高いのはドリルウィングスピャアーだ。しかし、命中率を考えるならアイシクルレインの方がいい。どうするか…いや、二ついっぺんにぶつけてやろう。
「ドリルウィングスピャアー コネクトアイシクルレイン シューティングアイス」
「FUAAAAAAAA !?」
空から降り注いだ氷の礫が正体不明に突き刺さる。アイシクルレインで降らせる氷にドリルウィングスピャアーの貫通性能をつぎ込んだ。もちろん威力も高くした。さすがに倒れるだろう。
「あれ?」
と思ったのだが全く効いていない。それどころかさっきより声が大きくなっているような…
「魔法吸収の風、水ですね」
「魔法吸収か…。あいつに物理技は効かないだろうし」
「そうとも限りません。魔法吸収を持っている魔物は物理が効くはずです。威力は軽減されると思いますが」
「じゃあ物理を試してみましょうか。ってかいつまでもうるさいなぁ!」
正体不明がさっきより声が大きくなっている。しかも手を前に突き出している。その時、危機感知魔法が反応した。
「FUAAAAAAAA!」
正体不明が叫ぶ。すると、青空に幾つもの魔方陣が浮かぶ。
「FUAAAAA!」
「まずいっ!」
魔方陣から大量の氷の礫が降り注ぐ。あれは…
「アイシクルレインッ!?」
「コウヨウさん狙いは私達みたいですよ!」
「ひとまずこの氷の礫弾きます!」
アームコピーとポルガイスターのコンボでハルバードを増加、浮遊させる。そのままハルバードで降り注ぐ氷の礫を砕く。ムラサキさんも持っていた剣で弾いている。
「コウヨウさん、あれは多分魔法吸収ではなくて魔法反射です!」
ムラサキさんが弾きながら言う。反射か。ならアイシクルレインが使えるわけだ。
「ああもう埒があかない!」
さっきからずっと弾いたり砕いたりしているのに全く終わる気配がない。さっきまで隠れてたから魔力が溜まっているのはわかるが、さすがに多すぎる。
「こうなったら…」
足に力を入れてトランペッター戦で使った氷の礫を足場にして駆け上がる準備をする。その間にも氷の礫は降り注ぐがムラサキさんが必死に弾いてくれている。
「はあぁっ!」
気迫とともに一気に駆け上がる。向かってくる氷はハルバードで砕いていく。正体不明まではもう少し…!
「消えろ!」
接近したところを十五のハルバードで斬り裂いていく。これだけのダメージがあれば最悪体制を崩すはず。
「FUAAAAAAAA!」
「クッ!」
斬り裂かれたはずの正体不明は一瞬体制を崩したが、すぐに立て直した。そしてそのままこちらに向かって突撃してきた。この距離ではワープが間に合わない。
「ぐはぁっ…」
突撃された俺はものすごいスピードで地面に打ち付けられる。
「コウヨウさ…」
ムラサキさんが打ち付けられた俺に気がつきこちらに向かってこようとしたとこにアイシクルレインが直撃して倒れてしまう。
「うっ…」
視界がはっきりしていないが周りを見渡す。地面には幾つの氷が刺されていて何人かが倒れていた。倒れている人たちは全員出血していた。その光景を見たとき猛烈な吐き気とともに倒れてしまった。
「ファンタジー」の人気作品
-
-
4.9万
-
-
7万
-
-
4.8万
-
-
2.3万
-
-
1.6万
-
-
1.1万
-
-
2.4万
-
-
2.3万
-
-
5.5万
書籍化作品
-
-
57
-
-
52
-
-
353
-
-
4
-
-
516
-
-
24252
-
-
11128
-
-
112
-
-
769
コメント