ニート生活な俺のイラストレーターへの転生譚

パルメムース

第4章

「なんでお前がここに…」
「なんでって学生だからに決まっているだろう」 
「いや、そうじゃなくてなんでお前がこの学校に· · ·」
するとハヤテは立ち上がり、
「君がこの学園と知って入学したんだよ、元々君には興味があったからね」
なんと、こいつ俺に対して興味が· · ·もしかしてホモ?――っじゃなくて、なんで俺に興味があるんだ?
「まぁ、でも1番興味あるのは君の幼馴染の、恵美なんだよ」
チラリと恵美の方を見てハヤテは言った。
「待て、恵美は俺のだ、誰にも渡さん。」
「でも、君たちは付き合ってないのだろう」
うぅ、そう言われればそうだが…
「だけどな、恵美を好きなのはお前だけじゃないんだよっ!お前と俺で恵美をかけて勝負だ!」
「ふっ、良いだろう、僕が勝ったら恵美はもらうよ」
望むところだ――なんせ俺には、お前に勝つ秘策があるんだからなっ!
「じゃあ勝負は借り物競争な!」
「良いだろう」
「んじゃ勝負開始と行こうか!」
かくして俺は、ハヤテとの勝負に挑むのであった。




10分後――
「ハァハァ――ッ」  
「っふ、キミもまだまだだね。」
「うるせぇっ、お前も息切れしてんじゃっ、ねえかっ」
「――っ」
どうやらバレてたらしい、だが俺も相当体力を削られちまった、だがどうする
このままじゃ恵美を取られちまう、そんなの嫌だ!
「っ、うぉぉおおおおおおおっ!」
「なっなんだ!?」
すると俺の身体から、青白い光が放たれていることに気づく。
「さぁ、まだまだこれからだぜ、ラストバトルと行こうぜ!」
さぁて俺も限界だ、次の一戦がほんとに最後になるだろう。
「ふっ、ふっ、あははははっ、ほんとに君は面白いな、あの時もそうだったろう、僕に負けて、何度も何度も納得のいくイラストを書いていてほんとに君には驚かさせられっぱなしだよ。でも僕も負けられないんだ!絶対に勝つ!」
すると、ハヤテの身体から、紅く迸る炎のようなものが放たれた。
「――ッ、これで君と対等に勝負ができる!!」
例えるならば、まるで鬼と竜のようだった。

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コメント

  • パルメムース

    4章書き上げましたので見てみてください

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