目覚めると何故か異世界に!

味噌ラーメン

第24話 バルド砦攻略戦(後編1)

「いよいよですねシュウ様!」

元気にアリサが話しかけてくる

「ああ、そうだなこれから出撃だしな」

全体へ向けてランスロットから一言あるらしい

「注目!!!」

ざわついていた場が一瞬で引き締まる

「これより、バルド砦攻略戦を開始する!!」

「「おおおおおおおおおお!!!!!!!」」

凄い士気だな

「これは訓練ではない!実戦だ!命の奪い合いだ!一瞬の油断が死を招く!」

「だが我々はやらねばならない!国のため、愛する者、家族のために!ここにいる全員が勇者だ!それぞれの想いのままに戦おう!」


「「おおおおおおおおおお!!!!」」

ランスロットのやつ、さすがは騎士団長てところか

「では、行くぞおお!!!」

「「おおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!」」

「俺達も行くぞ!」

「はい!」

アリサを筆頭に俺の部隊を引き連れていく

「俺達は遊撃だ、まずは様子を見るぞ」

部隊員に告げる俺の部隊は4人だ

「了解です隊長!」

こいつは、エレワ槍を扱う真面目な性格だ

「旦那、前線まで上がるんですかい?」

スコット、弓を主に扱い腕は一流だが感情的になりやすい

「いや、前線にはランスロットがいる俺たちはとりあえず抜けてきた敵を叩く」

「「「了解」」」

さて、まずは状況をしっかり確認することが大事だよな?すでに前線は戦いが始まっている油断はできない・・・

「魔法だ!!」

前方から大量の魔法が飛んでくる、敵の魔法師の攻撃だろう、どうする迎撃するか

「無駄だよ!」

一瞬のもとに魔法が全て切り伏せられる

「な!?ランスロットか!」


「シュウ油断大敵だよ」

「なんでお前がここにいるんだ!」

こいつは最前線にいたはず

「うん、そうなんだが君に用があってね少し前線を離れてきている」

そんなんでいいのかよ

「で?何だよ用って」

どうせろくなことではないと俺の勘が告げている

「前線を押し上げて欲しいんだよ敵の守りが予想より硬くてね、アリサと君ならできるだろ?」

「前線て!俺はともかくこいつらは!」

「シュウ様!我々は騎士です覚悟はできています!」

「アリサ・・・」

「そうですぜ旦那!任せて下せえ」

「隊長お供させてください」

「お前ら…すまない俺についてきてくれ!」

「はい!」

「じゃあ、任せたよ」

くそ、ランスロットの野郎俺を試す気かよ

「いくぞ!!」

前線は予想以上の混乱だ

「はあああ!!」

一つ、また一つと命が散っていく敵もう味方も俺が屍を築いていく..

「シュウ様前線です!やります」

「ああ、魔法発動まで持たせてくれ!」

「はい!”聖壁プロテクション”」

アリサの得意魔法は盾の魔法だプロテクションは一方向だけだが、防御範囲持続力共に優秀な魔法だ

「広範囲魔法を発動させる、いったん下がれ!!!!」

周囲の騎士たちに合図を送り魔法を発動させる

「”雷の雨サンダーレイン”」

上空から、落雷が連続し地面に突き刺さる

「す、すげえ…」

「シュウ様流石です!」

これは褒められるような行為か?ただの人殺しだ・・・

「ああ・・・」

「どうかされましたか?」

何をいまさら、もう何人も殺した…俺の手は血に染まってるんだ

「なんでもない先を急ごう」

「砦に突入するんですかい旦那」

「隊長行きましょう」

「ああ、あと少しだ終わらせよう…」

「シュウ様…」

この砦を攻略すれ、終わるんだそうすれば帰れる…


帰るってどこに?

「シュウ様危ない!」

ガキン!!

熱い鉄を叩いたような音が突然前からした

「ほう、いい魔法ですねお嬢さん?」

攻撃を仕掛けてきた相手から発せられる

「す、すまない気を取られていた」

「隊長お怪我は!?」

「大丈夫そうですな」

「それで、誰だあんた」

目の前の男に問いかける、こいつからは嫌な気配がする…

「申しおくれましたね、バルド砦の守護を任せれているイエーガーです」

「じゃあ、お前を殺せばこの戦いは終わるんだな?」

「ええ、ですが…狩られるのはテメエだけどなぁ!!!!」

END







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