目覚めると何故か異世界に!

味噌ラーメン

第23話 バルド砦攻略戦(中編2)

「いてえ...」

目覚めは知らない天井だった

「ランスロットの野郎、手を抜きやがって」

それでも敗北したのは俺だ...全力の武御雷をもってしても打倒できないとは

「俺の負けか...」

ガチャリとドアが開かれて、初めて見る少女が現れた

「あ!お目覚めですね、どこか痛みますか?」

「いや、問題ない...あの、君は?」

名前も知らないからな、あっちは知ってるんだろうし俺の事

「申し遅れました、私は下級騎士のアリサといいます!」

元気いっぱいの返事だいいと思うよ?

「俺は...」

「雷刃のシュウ様ですよね!存じ上げています!」

興奮気味だ

「先ほどの試合凄かったです!特に最後の一撃!それ以外の剣技も!騎士団長とあんなに戦えるなんてすごいです!!」

「あ、ああ、ありがとう」

なんだかメチャクチャ褒められていることはわかる

「けど、負けは負けだ...これが本当の闘いなら俺は死んでいる」

「ですが今回はシュウ様の力を騎士たちに見せる場ですから問題ないです!!」

この子はいい子だな、話していて心地いい

「ありがとう、アリサはいいやつだな」

「!?」

急に後ろを向いてしまった、俺の顔はそんなに気持ち悪かったのか?泣きたくなってくる

「い、いきなりそんなのは卑怯ですよぉ...」

「どうかしたか?」

「い、いえ!何でもないです!!」

「顔が真っ赤だぞ?体調でも悪いか?」

「だだだだ、大丈夫です!」

そうは見えんが、本人が大丈夫なら大丈夫なんだろう

「すまない、失礼するよ」

「団長!」

でたな、イケメン

「さっきぶりだなランスロット」

「ああ、ケガは問題ないかなシュウ?」

なめてんのかこいつは

「ああ、今すぐてめえにリベンジするくらいにはな」

「それは遠慮しておくよ、僕もできれば君とは何度も戦いたくはないからね」

「そうかい」

「団長ご用件はなんですか?」

「おっとすまない、雑談に夢中になってしまったね」

早く要件を言えよ何しにきたんだ

「今回の試合でシュウの実力は騎士団中認められた、僕に傷を負わせることもできしね」

いや、男にウインクされて言われてもな

「やった!やりましたねシュウ様!」

ものすごい勢いで手を握られる、この子パーソナルスペース狭くない!?

「それで、今回の攻略戦君のも少数名なるが部隊を預ける」

「へえ~そうなの?」

ん?今ランスロットは何て言った?部隊を預けるって言ったのか?

「俺の聞き違いかな?部隊を預けるって言った?」

「うん、言ったよ?」

「はい、言いました」

二人して何なの?

「いやいや、俺はたかだか冒険者だぞ?お前ら騎士団の連中とは根本的に違うんだ、第一に俺の下で働きたい奴なんて...」

「ここにいますよ?」

アリサが何を言っているのかよくわからない

「アリサには、今回の作戦中の君の身辺警護と世話と部隊の副官を務めて貰うことになった仲良くしてくれよ」

「はい!私はシュウ様専用です!」

なんか卑猥だよ!?何なの専用って!専属でしょ!?

「まあ、下級ではあるが彼女は優秀だうまく使ってくれ、ではアリサ後は任せるよ」

「は!了解です!」

「おいランスロット!」

あの野郎このまま逃げる気だな!

「シュウ、僕は今回の闘い君がカギだと踏んでいる期待に応えてくれよ?」

「行っちゃいましたね?」

「まいいさ、それよりアリサこれから短い間になるがよろしく頼む」

「はい!何でもお申しつけ下さい!」

アリサとしっかり握手を交わす

このさきどうなることやら...

END

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