ファルダーミール -明日の世界-
No/12-???視点
「グヒヒヒヒ……来たよ。来たよ!」
暗い林の中から黒い人影が神と会話をしているカヤトを見ていた。
「男だよ、男だ……美味しそうな魂を持っている男だ」
「食べたいね~食べたいね~食べたいね~食べたいね~食べたいね~食べたいね~食べたいね~食べたいね~食べたいね~食べたいね~食べたいね~食べたいね~食べたいね~食べたいね~食べたいね~食べたいね~食べたいね~食べたいね~食べたいね~食べたいね~食べたいね~食べたいね~食べたいね~食べたいね~食べたいね~食べたいね~食べたいね~食べたいね~食べたいね~食べたいね~食べたいね~食べたいね」
「落ち着いて、???。彼はそのうち来るわよ。私たちの所へ」
「来るの?来るの~楽しみだね。楽しみだな」
複数の人影が話し合っている。
いや、一人だけ会話になっていないようだが。
「それに、しても。この神社にはまだ神がいたのね。どおりで、古くさびれている割に綺麗だと思ったわ」
「神、美味しそうだな。グヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒ……」
「あなたねぇ~、本当に食べることしか頭にないのね」
黒い人影は頭に手を当てて首を振る。
「そんなことない……よ。ぐへへ……」
もう一人の黒い影は自分はそれだけではないと否定をする。
しかし、彼女の片手には、先ほどまで生きていたであろう小鳥の足が見えている。
「嘘おっしゃい、それじゃ、その右手に持っているものは何なの?」
「これは……おやつだよ。おねいちゃん」
「おやつって……ほらまた、小鳥を捕まえて」
また、罪もない小鳥が一匹犠牲になった。いや、食料になった。
「だって、美味しんだもん。でもやっぱり、一番おいしいのは人間だよおねいちゃん」
そういって、にやりと笑う黒い人影。
「あなたまさか、また、人間を食べたの?しょうがないわね~」
「食べちゃったよ、おねいちゃん。小さな女の子だったかな?『ママ~ママ~助けて~助けて~痛いよ!!』って泣いていてとっても可愛いかったよ。絶望に染められた魂はとっても美味しかった。おねいちゃんも食べる?」
少し、小さい黒い人影は人の腕のようなものを懐から取り出す。
「いらないわよ、そんなもの」
「そう?美味しいのに」
小さな人影は、懐から取り出した腕を自分の口に運び、食す。
パリポリと骨の砕ける音がする。
小さな少女であったであろう腕を食し、満足げにほほ笑む小さな人影。
辺りには、黒い血だまりが出来ている。
そして、無数の動物の遺体が……ただ、この遺体たちがばれることはない、なぜなら、姉である黒い人影が辺りに人払いの結界を張っているからである。
「おい、どうだ?あの時、我々を排除しようとしてきたもう一人の男の方は?」
「あら、??じゃない。もう、帰ってきたの?あなたは、もう一人のイケメン君を偵察していたんじゃないの?」
「ああ、そうだが。しかし、いま、お前たちが偵察している男よりは危険度が低いため他の奴に偵察を代わってもらった」
「そうなの、相変わらずの手際の良さね」
「たいしたことではないさ。そんなことよりも、あの男はどうだ?」
カヤトのいる方向に指をさしながらもう一人の人影は聞く。
「ううん~そうね。ハッキリ言ってわからないわ」
「なぜだ?」
「なぜって、それは、あの男。霊力を押さえているのか知らないけど。私のこの眼でも一般人以下の霊力がないようにしか見えないのよ」
「そんなバカなことがあるか。あの男を初めて見たときは少なくとも陰陽師レベルの霊力は内包していたぞ!!」
「ちょ、ちょっと。熱くならないでよ??。だから、私はわからないわと言っているのよ」
「……お前でもわからないのか?」
「ええ、そうよ」
「…………そうか、お前がわからないのなら、霊力感知が苦手な私はさらにわかるまい」
「そうよ、だから、私はもう少し彼のことを見張っているわ」
「そうか、わかった。それでは、わたしは報告をしに帰る」
「ええ」
次の瞬間には、そこにいた人影が消えていた。
「まったく、彼女はいっつもせっかちね。でも、物分かりはいいから苦労はしないのだけれど……」
「美味しッ……そう……」
黒い人影たちは引き続きカヤトたちを監視する。
ちなみに、小さな人影ちゃんは、また小鳥を捕まえて食べていた。
暗い林の中から黒い人影が神と会話をしているカヤトを見ていた。
「男だよ、男だ……美味しそうな魂を持っている男だ」
「食べたいね~食べたいね~食べたいね~食べたいね~食べたいね~食べたいね~食べたいね~食べたいね~食べたいね~食べたいね~食べたいね~食べたいね~食べたいね~食べたいね~食べたいね~食べたいね~食べたいね~食べたいね~食べたいね~食べたいね~食べたいね~食べたいね~食べたいね~食べたいね~食べたいね~食べたいね~食べたいね~食べたいね~食べたいね~食べたいね~食べたいね~食べたいね」
「落ち着いて、???。彼はそのうち来るわよ。私たちの所へ」
「来るの?来るの~楽しみだね。楽しみだな」
複数の人影が話し合っている。
いや、一人だけ会話になっていないようだが。
「それに、しても。この神社にはまだ神がいたのね。どおりで、古くさびれている割に綺麗だと思ったわ」
「神、美味しそうだな。グヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒグヒヒヒヒ……」
「あなたねぇ~、本当に食べることしか頭にないのね」
黒い人影は頭に手を当てて首を振る。
「そんなことない……よ。ぐへへ……」
もう一人の黒い影は自分はそれだけではないと否定をする。
しかし、彼女の片手には、先ほどまで生きていたであろう小鳥の足が見えている。
「嘘おっしゃい、それじゃ、その右手に持っているものは何なの?」
「これは……おやつだよ。おねいちゃん」
「おやつって……ほらまた、小鳥を捕まえて」
また、罪もない小鳥が一匹犠牲になった。いや、食料になった。
「だって、美味しんだもん。でもやっぱり、一番おいしいのは人間だよおねいちゃん」
そういって、にやりと笑う黒い人影。
「あなたまさか、また、人間を食べたの?しょうがないわね~」
「食べちゃったよ、おねいちゃん。小さな女の子だったかな?『ママ~ママ~助けて~助けて~痛いよ!!』って泣いていてとっても可愛いかったよ。絶望に染められた魂はとっても美味しかった。おねいちゃんも食べる?」
少し、小さい黒い人影は人の腕のようなものを懐から取り出す。
「いらないわよ、そんなもの」
「そう?美味しいのに」
小さな人影は、懐から取り出した腕を自分の口に運び、食す。
パリポリと骨の砕ける音がする。
小さな少女であったであろう腕を食し、満足げにほほ笑む小さな人影。
辺りには、黒い血だまりが出来ている。
そして、無数の動物の遺体が……ただ、この遺体たちがばれることはない、なぜなら、姉である黒い人影が辺りに人払いの結界を張っているからである。
「おい、どうだ?あの時、我々を排除しようとしてきたもう一人の男の方は?」
「あら、??じゃない。もう、帰ってきたの?あなたは、もう一人のイケメン君を偵察していたんじゃないの?」
「ああ、そうだが。しかし、いま、お前たちが偵察している男よりは危険度が低いため他の奴に偵察を代わってもらった」
「そうなの、相変わらずの手際の良さね」
「たいしたことではないさ。そんなことよりも、あの男はどうだ?」
カヤトのいる方向に指をさしながらもう一人の人影は聞く。
「ううん~そうね。ハッキリ言ってわからないわ」
「なぜだ?」
「なぜって、それは、あの男。霊力を押さえているのか知らないけど。私のこの眼でも一般人以下の霊力がないようにしか見えないのよ」
「そんなバカなことがあるか。あの男を初めて見たときは少なくとも陰陽師レベルの霊力は内包していたぞ!!」
「ちょ、ちょっと。熱くならないでよ??。だから、私はわからないわと言っているのよ」
「……お前でもわからないのか?」
「ええ、そうよ」
「…………そうか、お前がわからないのなら、霊力感知が苦手な私はさらにわかるまい」
「そうよ、だから、私はもう少し彼のことを見張っているわ」
「そうか、わかった。それでは、わたしは報告をしに帰る」
「ええ」
次の瞬間には、そこにいた人影が消えていた。
「まったく、彼女はいっつもせっかちね。でも、物分かりはいいから苦労はしないのだけれど……」
「美味しッ……そう……」
黒い人影たちは引き続きカヤトたちを監視する。
ちなみに、小さな人影ちゃんは、また小鳥を捕まえて食べていた。
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