ファルダーミール -明日の世界-
第32話 決断と悩み
「まぁ、言うてあんさんもまだまだやね〜」
「ぐはぁ!」
「カヤトさん!?」
「カヤト!?」
一瞬、目を離したスキに背後に回り込まれカヤトは黒い刃のようなもので背中を切り裂かれる。
「急所はなんとかずらせたか……」
とは言っても、あくまで倒れるまでの時間を伸ばしただけか。
「なかなかやりますな〜あんさん、殺ったと思ったんどすけどな。まさかあの一瞬で急所を避けるとは思いまへんどしたは〜」
「へっ、よく言うぜ」
カヤトの背中からは止まることなく血が流れ続けている。
ちっ、さっきから傷口を塞ごうと霊力を回霊に変換して背中に循環させているが、いっこうに傷口が塞がらない。
血を流し過ぎたせいか意識が朦朧としてきた。
「おや?あんさん、なかなか倒れへんな〜傷口も少しずつ塞がってきておるようやし。おかしいな〜回復を抑制する毒を仕込んで攻撃したはずなんやけど」
こちらを見下しながら黒髪和服少女は小首を傾げる。
「これはおもしろいな〜」
「まだ霊圧が上がるのかよ、勘弁してほしいぜ」
『どうしたのじゃ?カヤト。うぬの力が必要か?』
うるさい黙れ黒刀!
『毎回酷いの〜、じゃが、今のままではお主負けるぞ?良いのか、また守れんぞ?』
うるさい。
『また、うぬを暴走させてしまうのが怖いのか?あの時のように』
黙れ。
『じゃが、このままじゃと死ぬぞ?』
わかってる、そんなこと。
「カヤト大丈夫か!回復紙」
西城はカヤトにむかって回復を助ける霊力のこもった紙札を投げつける。
「すまない西城、助かった」
西城の回復紙のおかげで先程よりは傷口の治りが早くなった。
『ふむ、焼け石に水じゃな』
「ぐはぁ!」
「カヤトさん!?」
「カヤト!?」
一瞬、目を離したスキに背後に回り込まれカヤトは黒い刃のようなもので背中を切り裂かれる。
「急所はなんとかずらせたか……」
とは言っても、あくまで倒れるまでの時間を伸ばしただけか。
「なかなかやりますな〜あんさん、殺ったと思ったんどすけどな。まさかあの一瞬で急所を避けるとは思いまへんどしたは〜」
「へっ、よく言うぜ」
カヤトの背中からは止まることなく血が流れ続けている。
ちっ、さっきから傷口を塞ごうと霊力を回霊に変換して背中に循環させているが、いっこうに傷口が塞がらない。
血を流し過ぎたせいか意識が朦朧としてきた。
「おや?あんさん、なかなか倒れへんな〜傷口も少しずつ塞がってきておるようやし。おかしいな〜回復を抑制する毒を仕込んで攻撃したはずなんやけど」
こちらを見下しながら黒髪和服少女は小首を傾げる。
「これはおもしろいな〜」
「まだ霊圧が上がるのかよ、勘弁してほしいぜ」
『どうしたのじゃ?カヤト。うぬの力が必要か?』
うるさい黙れ黒刀!
『毎回酷いの〜、じゃが、今のままではお主負けるぞ?良いのか、また守れんぞ?』
うるさい。
『また、うぬを暴走させてしまうのが怖いのか?あの時のように』
黙れ。
『じゃが、このままじゃと死ぬぞ?』
わかってる、そんなこと。
「カヤト大丈夫か!回復紙」
西城はカヤトにむかって回復を助ける霊力のこもった紙札を投げつける。
「すまない西城、助かった」
西城の回復紙のおかげで先程よりは傷口の治りが早くなった。
『ふむ、焼け石に水じゃな』
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