ファルダーミール -明日の世界-
第26話 変態がついてくる!?
場所は変わり、聖嬢学院附属第二高等学校(せいじょがくいんふぞくだいにこうとうがっこう)。
校門を通り抜け夜の生徒玄関へと向かうカヤトたち。
「さすがに夜になる雰囲気が違うな」
「だよな、これで夜の学校に来るのは二度目だけどやっぱりなれないもんだな」
生徒玄関前でそんなことを言いながら校内に入っていくカヤトと西城を2階の窓から見つめている者がいた。
「……気のせいか?誰かに見られていた気がするんだが」
「そんなわけないだろカヤト、こんな時間に学校に来るなんて肝試しをしたいやつか、馬鹿なやつぐらいだろ。うちの学校にはそんな奴いないし気のせいだろ」
「そうだろうか?」
「そうだって」
内履きに履き替え、噂の七不思議を確かめるために目撃証言のあった2階の女子トイレに向かう。
薄暗い緑色の非常口と書かれた看板が照らす廊下を歩いていると、俺たち二人しかいないはずなのに複数の足音が聞えることに気がついた。
「なあ、カヤトさっきから気になっていたんだが足音多くね?」
どうやら、西城も気づいていたようだ。
「ああ、俺もそう思ってたところだ」
「こういう場合、振り返らないほうがいいよな?」
「そうだな、だいたいこういう場合振り返ると下半身のない女子生徒が!とかが定番だからな」
というわけで俺と西城はガン無視を決め込むことにした。
「はぁ~、はあ~はぁ~」
何やら生暖かい風が首筋にあたってきたのだが?気のせいだな。
「カヤト、首筋に生暖かい息が当たってくるんだが」
「気のせいだ西城、おそらく暖房の風がたまたまお前の首筋にあたってるだけだ」
「ふふ~ふふふふ~ふふふふふふ」
不気味な笑い声が今度は聞こえてきたようだ、気のせいきのせい。
「カヤト、今度は不気味な笑い声が聞こえるんだが」
「気のせいだ、だから気にするな」
謎の存在を含めて仲良く3人で2階の女子トイレへと向かっていくカヤトたち。
「カヤト~、ずっとハァ、ハァ~という声が聞こえるんだが」
「……」
いったい何が起こっている、あいつは確実に封印した。したのか?そういえばあの時少し消え方が不自然だったような気がするな。
「おい?カヤト?」
「……」
まあ、あいつの封印が解かれたのだとしても、再度封印すればいい話なんだが、しかし、それだけではない気がする。
「おぉ~い!カヤトさん!生きてますか!?」
カヤトに向かって西城が大声で話しかける。
「……あ、なんだよ西城?」
「いや、いきなりカヤトが静かになったから、ちょっと心配になって」
「そうか、すまなかったな。ちょっと考え事をしていただけだ」
階段をのぼり終わり、目的の女子トイレの前へ着いた。
「入るか」
「本気で入るのかよカヤト」
「そうだが、どうした?」
「いや、その、何というか、いやらしいことをしているような気分になってな」
「気にするな、あくまでも調査の一環として入るのだから大丈夫だ」
そして、女子トイレに入るとそこには……
校門を通り抜け夜の生徒玄関へと向かうカヤトたち。
「さすがに夜になる雰囲気が違うな」
「だよな、これで夜の学校に来るのは二度目だけどやっぱりなれないもんだな」
生徒玄関前でそんなことを言いながら校内に入っていくカヤトと西城を2階の窓から見つめている者がいた。
「……気のせいか?誰かに見られていた気がするんだが」
「そんなわけないだろカヤト、こんな時間に学校に来るなんて肝試しをしたいやつか、馬鹿なやつぐらいだろ。うちの学校にはそんな奴いないし気のせいだろ」
「そうだろうか?」
「そうだって」
内履きに履き替え、噂の七不思議を確かめるために目撃証言のあった2階の女子トイレに向かう。
薄暗い緑色の非常口と書かれた看板が照らす廊下を歩いていると、俺たち二人しかいないはずなのに複数の足音が聞えることに気がついた。
「なあ、カヤトさっきから気になっていたんだが足音多くね?」
どうやら、西城も気づいていたようだ。
「ああ、俺もそう思ってたところだ」
「こういう場合、振り返らないほうがいいよな?」
「そうだな、だいたいこういう場合振り返ると下半身のない女子生徒が!とかが定番だからな」
というわけで俺と西城はガン無視を決め込むことにした。
「はぁ~、はあ~はぁ~」
何やら生暖かい風が首筋にあたってきたのだが?気のせいだな。
「カヤト、首筋に生暖かい息が当たってくるんだが」
「気のせいだ西城、おそらく暖房の風がたまたまお前の首筋にあたってるだけだ」
「ふふ~ふふふふ~ふふふふふふ」
不気味な笑い声が今度は聞こえてきたようだ、気のせいきのせい。
「カヤト、今度は不気味な笑い声が聞こえるんだが」
「気のせいだ、だから気にするな」
謎の存在を含めて仲良く3人で2階の女子トイレへと向かっていくカヤトたち。
「カヤト~、ずっとハァ、ハァ~という声が聞こえるんだが」
「……」
いったい何が起こっている、あいつは確実に封印した。したのか?そういえばあの時少し消え方が不自然だったような気がするな。
「おい?カヤト?」
「……」
まあ、あいつの封印が解かれたのだとしても、再度封印すればいい話なんだが、しかし、それだけではない気がする。
「おぉ~い!カヤトさん!生きてますか!?」
カヤトに向かって西城が大声で話しかける。
「……あ、なんだよ西城?」
「いや、いきなりカヤトが静かになったから、ちょっと心配になって」
「そうか、すまなかったな。ちょっと考え事をしていただけだ」
階段をのぼり終わり、目的の女子トイレの前へ着いた。
「入るか」
「本気で入るのかよカヤト」
「そうだが、どうした?」
「いや、その、何というか、いやらしいことをしているような気分になってな」
「気にするな、あくまでも調査の一環として入るのだから大丈夫だ」
そして、女子トイレに入るとそこには……
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