ファルダーミール -明日の世界-
第21話 誰?【改訂】
リアと別れたあとカヤトは家に戻り、呪刀を持ってリアの家に向かう。西城は、リアの家の周りに結界を貼りに行った。
「リアの家なかなか見つからないな」
しっかりとリアに家の場所を聞いておくべきだったな。
そんなことを考えながらカヤト2時間ほど街灯があまりない夜道を歩いていた。
「本当にどこだ……」
腕時計で時間を確認すると、23時50分だった。
「どうしようか……あ、そういえばリアから紙切れを貰っていたな」
そう思い、カヤトは胸ポケットを確認する。
「お、あったあった」
胸ポケットから紙切れを取り出し、書かれている内容を確認すると綺麗な字体でこう書かれていた。
【カヤトさん私の電話番号です。***ー***ー***】
「……よし、電話しよう」
プル…プル…
「はい、もしもし」
「あ、リアさんカヤトだけど君の家ってどこ?」
「カヤトさんですか、やっぱり私の家を見つけられなかったんですね〜」
呆れたような声色でリアが。
「えぇ、恥ずかしながら。すみません」
「私の家はね、………だよ」
「あそこですか、ありがとう御座います」
「いいえ、それよりよろしくね」
「わかりました、それでは」
プー、プー
電話が切れたあとカヤトはすぐにリアの家に向かった。今度は迷わずに。
「疲れた精神的に。にしてもリアの家って都内の一等地に建っているあのビルだったんだな」
カヤトは目の前にそびえ立つ巨大なビルを見てそんなことを思っていた。
カヤトはリアに電話をかける。
「リアさん、つきました」
「わかりました、今開けますね」
目の前の自動ドアが開く。
「カヤトさん入って下さい」
「……凄いですね、リアさんってお金持ちだったのですね」
「そうかしら?そんなことより、早くしてください」
怒られた。
「どうぞ」
「おじゃまします〜」
リアさんの家のなかはとても広く、俺みたいな庶民には一生縁がないような部屋だと思いながら部屋を見渡していたら、リビングルームを抜けて奥にあるリアさんの部屋に案内された。
「時間になるまでゆっくりしていてください、カヤトさん」
「わかりました」
リビングと変わらす、リアさんの部屋もそれなりの広さがあった。
2時間後……
「うわ〜、なんか眠いな」
あくびをしながら、刀を右手に持ち眺めていたら突然リアが入って来た。
「カヤトさん!そろそろ時間です……?なにしているんですかカヤトさん」
「刀を眺めているんです」
「それは見ればわかります、何故そんな物を持っているんですか?」
「必要だからです」
「何にですか?」
「今から行うことに……です」
「……わかりました」
怪しむような目をされたが、どうやら納得したようだ。
♪〜♪〜♪
リアの持っているスマホが突然鳴り出す。
「カヤトさん、時間も丁度ですし、まず間違いないかと」
リアはカヤトにスマホを渡す。
「もしもし……」
受け取ったスマホに耳を近づけると、ジリジリというノイズ音に混じり小さな声が聞こえる。
「……違……う……あな……た……じゃ……ない……だれ?……だして、だして…だしてだして……」
ノイズ音が大きくなり通話が切れた。
「カヤトさん?」
これは……もしかすると
「リアさん、これはおそらく模禁忌(モシキ)だと思います」
死んだ人の霊を取り込み、その霊の生前の記憶を手に入れて繋がりのある生きている人を追い詰めて殺す。そして、殺した人の霊力を食い力を高める妖怪。
「モシキ、なんですかそれは?」
不思議そうな顔をしながらリアは小首を傾げる。
カクカクシカジカ
「そんな妖怪がいるですね。でも、それはつまり……」
「えぇ……最近リアさんの知り合いで死んだ人はいませんか?」
「そんな人はいない筈ですが……」
「リアの家なかなか見つからないな」
しっかりとリアに家の場所を聞いておくべきだったな。
そんなことを考えながらカヤト2時間ほど街灯があまりない夜道を歩いていた。
「本当にどこだ……」
腕時計で時間を確認すると、23時50分だった。
「どうしようか……あ、そういえばリアから紙切れを貰っていたな」
そう思い、カヤトは胸ポケットを確認する。
「お、あったあった」
胸ポケットから紙切れを取り出し、書かれている内容を確認すると綺麗な字体でこう書かれていた。
【カヤトさん私の電話番号です。***ー***ー***】
「……よし、電話しよう」
プル…プル…
「はい、もしもし」
「あ、リアさんカヤトだけど君の家ってどこ?」
「カヤトさんですか、やっぱり私の家を見つけられなかったんですね〜」
呆れたような声色でリアが。
「えぇ、恥ずかしながら。すみません」
「私の家はね、………だよ」
「あそこですか、ありがとう御座います」
「いいえ、それよりよろしくね」
「わかりました、それでは」
プー、プー
電話が切れたあとカヤトはすぐにリアの家に向かった。今度は迷わずに。
「疲れた精神的に。にしてもリアの家って都内の一等地に建っているあのビルだったんだな」
カヤトは目の前にそびえ立つ巨大なビルを見てそんなことを思っていた。
カヤトはリアに電話をかける。
「リアさん、つきました」
「わかりました、今開けますね」
目の前の自動ドアが開く。
「カヤトさん入って下さい」
「……凄いですね、リアさんってお金持ちだったのですね」
「そうかしら?そんなことより、早くしてください」
怒られた。
「どうぞ」
「おじゃまします〜」
リアさんの家のなかはとても広く、俺みたいな庶民には一生縁がないような部屋だと思いながら部屋を見渡していたら、リビングルームを抜けて奥にあるリアさんの部屋に案内された。
「時間になるまでゆっくりしていてください、カヤトさん」
「わかりました」
リビングと変わらす、リアさんの部屋もそれなりの広さがあった。
2時間後……
「うわ〜、なんか眠いな」
あくびをしながら、刀を右手に持ち眺めていたら突然リアが入って来た。
「カヤトさん!そろそろ時間です……?なにしているんですかカヤトさん」
「刀を眺めているんです」
「それは見ればわかります、何故そんな物を持っているんですか?」
「必要だからです」
「何にですか?」
「今から行うことに……です」
「……わかりました」
怪しむような目をされたが、どうやら納得したようだ。
♪〜♪〜♪
リアの持っているスマホが突然鳴り出す。
「カヤトさん、時間も丁度ですし、まず間違いないかと」
リアはカヤトにスマホを渡す。
「もしもし……」
受け取ったスマホに耳を近づけると、ジリジリというノイズ音に混じり小さな声が聞こえる。
「……違……う……あな……た……じゃ……ない……だれ?……だして、だして…だしてだして……」
ノイズ音が大きくなり通話が切れた。
「カヤトさん?」
これは……もしかすると
「リアさん、これはおそらく模禁忌(モシキ)だと思います」
死んだ人の霊を取り込み、その霊の生前の記憶を手に入れて繋がりのある生きている人を追い詰めて殺す。そして、殺した人の霊力を食い力を高める妖怪。
「モシキ、なんですかそれは?」
不思議そうな顔をしながらリアは小首を傾げる。
カクカクシカジカ
「そんな妖怪がいるですね。でも、それはつまり……」
「えぇ……最近リアさんの知り合いで死んだ人はいませんか?」
「そんな人はいない筈ですが……」
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