主人公が作者に文句をいってくるのですが‼~主人公は普通の高校生活を歩ませてもらえないそうです。

ほむほむ

第1章 第5話 アリア・ユキナのクラス~悲劇に向かって行く優徳の運命~

 ハァー……全く作者がなんか突然割り込んできたし、まったく作者は暇人なのか?うん~~~~とりあえず今はこの思考を止めておこう、なんとなく作者が「暇人とは失礼な!!~~~~」とか言って浮上してきそうだしな。それにしても………転入生に対する反応も男女によって全然違うな。相変わらずこのクラスの男子達は女子の話題になると毎回盛り上がるな、それを女子は冷めた目で見ながら男子とは違う話をするという謎の差が毎回起こっている。え、俺?俺はあまり興味がないから自分の机で静かに座っている。ちなみに親友の遠矢は…………「おお!!マジかいな~~~~!転入生がうちのクラスってやったな!優徳!!」 …………である。しかも俺に話をふるなよ!「ハァー……、俺は別に興味があまりないからな。遠矢」 と、言い返すと遠矢は俺の肩をバシバシと叩いて。「またまた~~~、本当は興味あるんだろ優徳~~身長はあれだがかなりの美人の部類に入るやん!!!」
「ハァー……、もうそれでいいや。」 たく、相変わらず元気なやつだな。そうこうしているとアメリカ系ハーフのマリア先生が、「皆さん、静まって下さい。それでは転入生の紹介をしますね。アリア・ユキナさん入って来て下さい!」 ガラガラ………… アリア・ユキナは、教壇の上にいる先生の横にたった。「彼女がアリア・ユキナさんです。もともとはスイスに住んでいましたが、ご家庭の事情で母親の実家のある日本に戻って来てこの黄泉高校に転入することになりました。皆さん仲良くしてあげて下さいね!それでは、アリア・ユキナさん自己紹介をお願いできますか。」
「はい、先生が言ったように今日から転入することになりましたアリア・ユキナです。皆さんこれからよろしくお願いいたします。」 そう言ってアリア・ユキナは、頭を下げた。きのうせいかもしれないが今、こちらに視線を一瞬向けてきた気がした。まさかな…………。「それではユキナさんは、え………………と優徳君の横の空いている席に座って下さい。」
「わかりました。」 そう言って俺の横にある空いている机に座った。 挨拶しといた方がいいかな?それにいちよう朝のことも、もう一度謝っておこう。「よろしくね、アリア・ユキナさん。それと、朝はすまなかったな…………。」 挨拶をすると、アリア・ユキナはこちらに顔を向けて…………「……………うん、別に気にしてないから大丈夫。」 あれ?朝のアリア・ユキナさんってこんな感じだったかな?なんかこう、恥ずかしがり屋だけど明るいって感じだったのにな。どうしたんだろう。 そんことを考えていると先生が。「優徳君、まだ転入してきたばっかりのユキナさんのこと面倒を見たあげてね。」 面倒だがまあーいいか。「わかりました。」
「それでは、授業を始める。ユキナさんは、わからないことがあったら優徳君に聞いて下さい。優徳はサポートよろしくね。」 何げない日常が過ぎて行く、その時世界は刻一刻と悲劇に向かっていた。そのことを優徳が知るのはもう少し後になる…………

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