自殺を繰り返した俺は異世界転生をした〜最強の俺は異世界で無双する〜
第21話「下級魔物退治」
次の日の実技授業。
「よし、全員集合したな。ここはAとSクラスだからお前らは強い。だが、ハッキリ言うと全員でかかってきても私には勝てない」
ブラウン先生いきなり嘘ぶっこいてるよ。俺に勝てる訳ないでしょー。
的なことを内心で思っているリューイである。
「まず1つ、単にステータスの差だ。これはレベルの差とも言える。これは年齢的にしょうがない。」
俺の方が圧倒的に上です。レベル上限を遥かに越してる時点であなたに勝ち目はありませんー。
「そして、才能だ。私はこの学園の指導員として選ばれている。私は恵まれていた、ということだな」
なら俺は恵まれてるどころじゃないっすね。神からの祝福レベルですよこれは。
「最後に技術だ。私が1番言いたかったのがこれだ。相手と近距離になった時、どう捌くか。遠距離主体なら下がりながら打つのも良し。隠し球として武術を仕込むのも良し」
なるほど。第1の刃を持って第2の刃をきたえる。王道と言えばそうであるが、重要なのはよく分かる。
もし、悪人退治の時、スキルや戦い方を知られていたら?
相手は逃げ切れば勝ちなので無駄な戦闘は避ける。
だが、逆に引き止めておくだけで仲間は集まってくる。
この時間稼ぎに自分の力を最大限に活かすか、はたまたあっと驚くような攻撃で圧倒するか。
第1の刃を研ぎ澄ませるのも第2の刃を造るのも一苦労。
......だけどなあ......俺にはもう何十もの切れ味最高の刃が揃っているからな......。
良い機会だし、得意上位2つを選ぶとでもするか。
また、改めてブラウン先生の話が始まり......
そして、チームに別れた。
今日からは敷地内の魔物なら退治OKということだ。
なぜ敷地内に魔物がいるかというと、単純な話、敷地の向こうには強い魔物がゴロゴロいるそうだ。
俺にとっては弱いけど。
「さっそく魔物退治にでも行くか?」
俺が提案すると、1番初めに却下してきたのがセシアであった。
「ねぇリューイ、ここじゃアタシ弱い事分かってるの?」
と、耳元で囁く。
まあ、忘れていなくもなくもなかった......かな?
悪魔という種族は瘴気が濃い場所ほど本来の力を発揮できる。つまりこんな場所では本来の力より遥かに劣っているわけだ。
しかし、それは杞憂な気がする。セシアはここの試験を実技はSで通っている。この時の力も弱かったわけだし......。
「......大丈夫じゃね?」
俺は少し顔を歪めながら答えると、セシアはムッとして何かを呟くが......。
聞こえないわけで。
こっそり言うのは聞かれたくないから。そういうとこを深入りしないのが俺なんだ。
うんうん。これが正解だ。
セシアが乗り気ではない分、俺が前、他3人が後。という陣形である。
そして、意外にも活躍したのがルイであった。
「......2時、1体。......その後方に、2体」
「了解!」
やはりこの辺りの魔族は弱い。1発で終わる。
「......にしてもルイは便利なスキルを持っているんだな。何なんだ?」
若干俺の感知能力と似てる気が、というか同じスキルの劣化版な気がする。
「......『周辺感知』。......感知能力の1つ」
やっぱり。
感知能力を全て兼ね備えたのが俺の『全感知』。そして、1つ1つも俺に劣っている。
当然ではあるが、面白くない。
「よし、決めた」
スキル使用禁止縛り。
通常授業時。つまり非常事態以外において俺はスキルを使用しないという縛りを課した。
「何を決めたの?」
声が出ていたことに今気づいた俺は咄嗟に簡単な嘘を付く。
「ルイの役職みたいなもの。何もしたくなかったらその『周辺感知』だけを使っていたらいい」
「使い続けたら魔力の消費が激しいんじゃない? ......それにリューイなら大丈夫でしょ?」
後半は声を潜めてセシアが俺の耳元で囁く。
セシアってそういうとこ気が利くよなぁ。
「まあ、魔力をすぐに回復できる方法を考えておくのが課題だろ。逆に言えばそれくらいしかないからこのチームはいい線行くと思うぞ?」
「リューイ君がいる時点で他よりも頭2つ程抜けてますよ」
メリーがこちらを向きながら笑う。
「自分で言うのもあれだけどそうかもしれないな」
俺も笑うとセシアも笑い、基本無表情のルイも少しにっこりとした。
力だけではない。チームとしてもダントツでトップ。そう確信している。
だから、どんなことが起きてもまず負けない、これはどんな非常事態でもひっくり返されることはない。
......そう。このチームなら。
この4人なら。
作者コメント
まず謝罪します。
投稿が遅れすぎて申し訳ございません!
なぜこんなにも空いたからというと、1つはただただ忙しかった。
まあ、それでも2週間に1回くらいは投稿しろ! ってのが普通ですよね。
そして次にタイミングが悪かった! 時間が空いた日に投稿しようと思ったのですが、エラーが発生して保存が出来ないという事態になりまして......。
でも、結果からするとただの言い訳になるんですがね。
また、空くかもしれませんが、できるだけ無くしていくよう頑張ります!
実はこの数週間の間に色々起きましてね。1万PV越したり600グッド越したり......。
読者様様ですよ。
これからも頑張りますので応援宜しくお願いします!
「よし、全員集合したな。ここはAとSクラスだからお前らは強い。だが、ハッキリ言うと全員でかかってきても私には勝てない」
ブラウン先生いきなり嘘ぶっこいてるよ。俺に勝てる訳ないでしょー。
的なことを内心で思っているリューイである。
「まず1つ、単にステータスの差だ。これはレベルの差とも言える。これは年齢的にしょうがない。」
俺の方が圧倒的に上です。レベル上限を遥かに越してる時点であなたに勝ち目はありませんー。
「そして、才能だ。私はこの学園の指導員として選ばれている。私は恵まれていた、ということだな」
なら俺は恵まれてるどころじゃないっすね。神からの祝福レベルですよこれは。
「最後に技術だ。私が1番言いたかったのがこれだ。相手と近距離になった時、どう捌くか。遠距離主体なら下がりながら打つのも良し。隠し球として武術を仕込むのも良し」
なるほど。第1の刃を持って第2の刃をきたえる。王道と言えばそうであるが、重要なのはよく分かる。
もし、悪人退治の時、スキルや戦い方を知られていたら?
相手は逃げ切れば勝ちなので無駄な戦闘は避ける。
だが、逆に引き止めておくだけで仲間は集まってくる。
この時間稼ぎに自分の力を最大限に活かすか、はたまたあっと驚くような攻撃で圧倒するか。
第1の刃を研ぎ澄ませるのも第2の刃を造るのも一苦労。
......だけどなあ......俺にはもう何十もの切れ味最高の刃が揃っているからな......。
良い機会だし、得意上位2つを選ぶとでもするか。
また、改めてブラウン先生の話が始まり......
そして、チームに別れた。
今日からは敷地内の魔物なら退治OKということだ。
なぜ敷地内に魔物がいるかというと、単純な話、敷地の向こうには強い魔物がゴロゴロいるそうだ。
俺にとっては弱いけど。
「さっそく魔物退治にでも行くか?」
俺が提案すると、1番初めに却下してきたのがセシアであった。
「ねぇリューイ、ここじゃアタシ弱い事分かってるの?」
と、耳元で囁く。
まあ、忘れていなくもなくもなかった......かな?
悪魔という種族は瘴気が濃い場所ほど本来の力を発揮できる。つまりこんな場所では本来の力より遥かに劣っているわけだ。
しかし、それは杞憂な気がする。セシアはここの試験を実技はSで通っている。この時の力も弱かったわけだし......。
「......大丈夫じゃね?」
俺は少し顔を歪めながら答えると、セシアはムッとして何かを呟くが......。
聞こえないわけで。
こっそり言うのは聞かれたくないから。そういうとこを深入りしないのが俺なんだ。
うんうん。これが正解だ。
セシアが乗り気ではない分、俺が前、他3人が後。という陣形である。
そして、意外にも活躍したのがルイであった。
「......2時、1体。......その後方に、2体」
「了解!」
やはりこの辺りの魔族は弱い。1発で終わる。
「......にしてもルイは便利なスキルを持っているんだな。何なんだ?」
若干俺の感知能力と似てる気が、というか同じスキルの劣化版な気がする。
「......『周辺感知』。......感知能力の1つ」
やっぱり。
感知能力を全て兼ね備えたのが俺の『全感知』。そして、1つ1つも俺に劣っている。
当然ではあるが、面白くない。
「よし、決めた」
スキル使用禁止縛り。
通常授業時。つまり非常事態以外において俺はスキルを使用しないという縛りを課した。
「何を決めたの?」
声が出ていたことに今気づいた俺は咄嗟に簡単な嘘を付く。
「ルイの役職みたいなもの。何もしたくなかったらその『周辺感知』だけを使っていたらいい」
「使い続けたら魔力の消費が激しいんじゃない? ......それにリューイなら大丈夫でしょ?」
後半は声を潜めてセシアが俺の耳元で囁く。
セシアってそういうとこ気が利くよなぁ。
「まあ、魔力をすぐに回復できる方法を考えておくのが課題だろ。逆に言えばそれくらいしかないからこのチームはいい線行くと思うぞ?」
「リューイ君がいる時点で他よりも頭2つ程抜けてますよ」
メリーがこちらを向きながら笑う。
「自分で言うのもあれだけどそうかもしれないな」
俺も笑うとセシアも笑い、基本無表情のルイも少しにっこりとした。
力だけではない。チームとしてもダントツでトップ。そう確信している。
だから、どんなことが起きてもまず負けない、これはどんな非常事態でもひっくり返されることはない。
......そう。このチームなら。
この4人なら。
作者コメント
まず謝罪します。
投稿が遅れすぎて申し訳ございません!
なぜこんなにも空いたからというと、1つはただただ忙しかった。
まあ、それでも2週間に1回くらいは投稿しろ! ってのが普通ですよね。
そして次にタイミングが悪かった! 時間が空いた日に投稿しようと思ったのですが、エラーが発生して保存が出来ないという事態になりまして......。
でも、結果からするとただの言い訳になるんですがね。
また、空くかもしれませんが、できるだけ無くしていくよう頑張ります!
実はこの数週間の間に色々起きましてね。1万PV越したり600グッド越したり......。
読者様様ですよ。
これからも頑張りますので応援宜しくお願いします!
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