自殺を繰り返した俺は異世界転生をした〜最強の俺は異世界で無双する〜
第20話「戦闘スタイル」
この学園の実技授業は4人チームでの活動ということで、俺、セシア、メリー、ルイの4人となった。
「私はS、Aクラスの実技授業を受け持つブラウンだ。ブラウン先生と呼んでくれ」
ガタイのいい教師である。身体が大きい。それ故に他の人より強く見える。俺やセシアぐらいなら楽勝だろう。
「何故4人になってもらうかというと、私は強くなるには教わるだけでは駄目だと思っている。仲間に教わり、仲間と競う。それがこの学園生徒の真骨頂なのだ!」
ブラウン先生の場合はその筋肉からの重い攻撃が特徴。見た目でばらしてはいけない。
が、もしかしたらバレても強いのかもしれない。
「しかし、仲間を知らなければ教えることも出来ない。なので今から自己紹介をしてもらう!!」
序盤は難しく言いくるめたが、結局のとこ自己紹介なんだよな。
でも、それが大事な時はある。俺とセシアはひとつ屋根の下で住むほどだから、互いの得手不得手は大体把握している。
メリーは1年に数回会うくらいだったので、知り合いに近い友達が良い呼び方だろう。
ルイに関してはこれから、としか言いようがない。この場での自己紹介にはかなりの意味があると見越した。
◇◆◇
広々と使えるグラウンドの日陰の辺りに俺達は座る。これはルイのリクエスト。
「じゃあまず俺から。俺の名前はリューイ・ファグゼル。戦い方の理想としては、俺の取り柄は速さだと思うから特攻する前線かな?」
こんなところか。
今更だが俺の名前なんて誰でも知ってるから言わなくても良かったのでは?
まあ、自己紹介としての常識ではあるな。
「次アタシ! アタシのことはセシアって呼んで。アタシも速さには自信があるけどリューイには及ばないかな? 魔法もある程度は使えるから多彩な攻撃の出来るようになりたい」
俺との実力はほぼ互角のはず......ではない。悪魔というのは瘴気を糧に力を得る。
しかし、この場にはそんなものは無い。本当の力の何十分の一だろう。
そんな状態でSクラスを勝ち取っていくあたり、人間では無いなと実感する。あ、本当に人間じゃねーわ。
ギロっ! 突然、末恐ろしい視線を感じる。方角はセシアの方から。
......セシア、俺の心が読めるのか?
間違ったこと言ってないでしょ(言ってない)!? だから、そんな怖い顔向けないで?
またもや心を読んだのか、視線と表情が元に戻る。次はメリーの番だ。
「メリー・キュバスです。肉弾戦みたいなのは苦手だから後方支援とかになりたいと今のところは思ってます」
あの《気配隠蔽》を使って、懐から狙うのも有りだと思うんだが。
ただ本人が苦手なのはしょうがない。魔法での遠距離攻撃が主になるかもな。
そして、最後にこの少女。
この自己紹介はこの少女のためと言ってもいい。だが、俺はいまブチ切れ寸前だ。
理由は簡単。この女! ルイ・ユーグリット! 貴様......
「スー......スー......」
寝るなああああああああああぁぁぁ!!!!!
君が寝た報いだ。
バッチコーーーン!
「い、痛い......」
「先に言っておく。ルイ以外の俺たちは既に何度も会っている友達だ。そんな状況でよく寝れるな......」
かなり威圧的な喋り方をするが、眉一つ動かさない。動くのは上瞼だけ。
ぶち殺すぞ我ェ......。
「わたしは......なにするの?」
「お前は今から自分の自己紹介をしろ。そして、俺達の名前を言っていけ。無理ならわかってるな?」
俺は拳を見せる。
「あれ、痛いから......嫌。わたしは......ルイ・ユーグリット。いつでも寝てたいから......放っといてね」
なんでこんな奴がSクラスなんだ?
「セシア、試験内容教えてくれないか?」
「うん? いいよ。先ず筆記の試験でその次に迷路みたいなとこを出来るだけ早く抜けるのだった」
「俺の時とちがうな......。この近年で変わったのかもな。重要すべきはスキルの魔法ではなく、スキルだってとこか」
そこから数分はだべっていただけ。そして、ブラウン先生が声を上げる。
「1度ここで切らせてもらう。今日の残り時間もその4人で何かしらしておいてくれ。なぜなら明日からは......いきなり対決だからな!」
相性でも考える気か? じゃあ今日、直観で集まった意味が無いと思うのだが。
何にせよ、ブラウン先生の教える力量はまだ測れてはいない。従うのが動力だ。
「いきなり対決とは難しいもんだな。どんなルールかも明かされてはいない。よし、今のうちに陣形を考える。俺とセシアが前線。メリーは後方からの攻撃。ルイは後方からの敵を撃退。これでいいか......」
次の瞬間、俺の拳はルイの頭へ無意識に飛んでいく。
「うぅ......痛い......」
人の話中に寝るな。
ただ、少し可愛い。
「私はS、Aクラスの実技授業を受け持つブラウンだ。ブラウン先生と呼んでくれ」
ガタイのいい教師である。身体が大きい。それ故に他の人より強く見える。俺やセシアぐらいなら楽勝だろう。
「何故4人になってもらうかというと、私は強くなるには教わるだけでは駄目だと思っている。仲間に教わり、仲間と競う。それがこの学園生徒の真骨頂なのだ!」
ブラウン先生の場合はその筋肉からの重い攻撃が特徴。見た目でばらしてはいけない。
が、もしかしたらバレても強いのかもしれない。
「しかし、仲間を知らなければ教えることも出来ない。なので今から自己紹介をしてもらう!!」
序盤は難しく言いくるめたが、結局のとこ自己紹介なんだよな。
でも、それが大事な時はある。俺とセシアはひとつ屋根の下で住むほどだから、互いの得手不得手は大体把握している。
メリーは1年に数回会うくらいだったので、知り合いに近い友達が良い呼び方だろう。
ルイに関してはこれから、としか言いようがない。この場での自己紹介にはかなりの意味があると見越した。
◇◆◇
広々と使えるグラウンドの日陰の辺りに俺達は座る。これはルイのリクエスト。
「じゃあまず俺から。俺の名前はリューイ・ファグゼル。戦い方の理想としては、俺の取り柄は速さだと思うから特攻する前線かな?」
こんなところか。
今更だが俺の名前なんて誰でも知ってるから言わなくても良かったのでは?
まあ、自己紹介としての常識ではあるな。
「次アタシ! アタシのことはセシアって呼んで。アタシも速さには自信があるけどリューイには及ばないかな? 魔法もある程度は使えるから多彩な攻撃の出来るようになりたい」
俺との実力はほぼ互角のはず......ではない。悪魔というのは瘴気を糧に力を得る。
しかし、この場にはそんなものは無い。本当の力の何十分の一だろう。
そんな状態でSクラスを勝ち取っていくあたり、人間では無いなと実感する。あ、本当に人間じゃねーわ。
ギロっ! 突然、末恐ろしい視線を感じる。方角はセシアの方から。
......セシア、俺の心が読めるのか?
間違ったこと言ってないでしょ(言ってない)!? だから、そんな怖い顔向けないで?
またもや心を読んだのか、視線と表情が元に戻る。次はメリーの番だ。
「メリー・キュバスです。肉弾戦みたいなのは苦手だから後方支援とかになりたいと今のところは思ってます」
あの《気配隠蔽》を使って、懐から狙うのも有りだと思うんだが。
ただ本人が苦手なのはしょうがない。魔法での遠距離攻撃が主になるかもな。
そして、最後にこの少女。
この自己紹介はこの少女のためと言ってもいい。だが、俺はいまブチ切れ寸前だ。
理由は簡単。この女! ルイ・ユーグリット! 貴様......
「スー......スー......」
寝るなああああああああああぁぁぁ!!!!!
君が寝た報いだ。
バッチコーーーン!
「い、痛い......」
「先に言っておく。ルイ以外の俺たちは既に何度も会っている友達だ。そんな状況でよく寝れるな......」
かなり威圧的な喋り方をするが、眉一つ動かさない。動くのは上瞼だけ。
ぶち殺すぞ我ェ......。
「わたしは......なにするの?」
「お前は今から自分の自己紹介をしろ。そして、俺達の名前を言っていけ。無理ならわかってるな?」
俺は拳を見せる。
「あれ、痛いから......嫌。わたしは......ルイ・ユーグリット。いつでも寝てたいから......放っといてね」
なんでこんな奴がSクラスなんだ?
「セシア、試験内容教えてくれないか?」
「うん? いいよ。先ず筆記の試験でその次に迷路みたいなとこを出来るだけ早く抜けるのだった」
「俺の時とちがうな......。この近年で変わったのかもな。重要すべきはスキルの魔法ではなく、スキルだってとこか」
そこから数分はだべっていただけ。そして、ブラウン先生が声を上げる。
「1度ここで切らせてもらう。今日の残り時間もその4人で何かしらしておいてくれ。なぜなら明日からは......いきなり対決だからな!」
相性でも考える気か? じゃあ今日、直観で集まった意味が無いと思うのだが。
何にせよ、ブラウン先生の教える力量はまだ測れてはいない。従うのが動力だ。
「いきなり対決とは難しいもんだな。どんなルールかも明かされてはいない。よし、今のうちに陣形を考える。俺とセシアが前線。メリーは後方からの攻撃。ルイは後方からの敵を撃退。これでいいか......」
次の瞬間、俺の拳はルイの頭へ無意識に飛んでいく。
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