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平凡男子の受難

安里あさ

act.26


初日の授業は四コマまで。

沙弥は沙那先輩とは違い一般フロアで授業を受けているが、寮も一般寮らしく
俺らは一緒に寮に戻りエントランスで別れた。

「はあ~!疲れたぁっ!」

帰って柊真先輩と鉢合わせたらどうしようかと思っていたがそんな事もなく
部屋は無人。
よかったと思う反面、心の奥がモヤついた。

「何回かキレるの見てきたけど、今日は一段とヤバかったよな・・・」

あんなに暴力的な一面は見たことが無かったのでかなり衝撃も大きかった。

「楯突いたのも、初めてだし・・・」

自分でもよくヤられなかったなと思う。
いや、もし先輩帰ってきたらボコボコにされたりして…?
俺明日の朝日拝めんのかな・・・?てゆうか、元ヤン仲間集めて袋叩きとかになったらっ!?

「いやいやいや!めちゃくちゃ怖いっ!」

寮に帰ってこなきゃよかったかな!?

なんて、
1人で大騒ぎして嫌な想像繰り返して。

でも、先輩帰ってきたら謝ろうとか、心配してくれたんだからありがとうって言おうかなとか
色々考えていたのに。

夜中まで待って、朝になっても
先輩は部屋に帰って来なかった。

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