話題のラノベや投稿小説を無料で読むならノベルバ

平凡男子の受難

安里あさ

act.14 *


――シーン・・・

風呂場の静寂が痛いし、柊真先輩は顔を下げたまま動かない。
(俺のナニも掴まれたまま・・・、)

「ふ、ククッ、」
「(ビクゥッ)っ」

不意に低い笑い声が耳に届いて肩がはねる。ビビってない驚いただけなんて心の中で適当な言い訳をしながら、恐る恐る話しかける。

「あ、の、柊真先輩・・・?」
「なぁ、結吏?」
「っは、い。」
「売られたモンは買わないと、だよなァ」
「え、」

何も売ってないんですけどっ!!

ここにきて思い出した。
昼間聞いた先輩方の話し。ヤンキーを束ねて引っ張っていた柊真先輩の過去。
これは、やばい・・・?

「オレにこんな風に頭突き食らわしたのお前が初めてだぞ、結吏」
「は、えと、これは不可抗力と言いますかっ」
「あ?」
「っすみませんでした・・・!」

やばい勝てない無理だコレ。
ちょっと間違えば殺られる・・・!
いつの間にか一人称オレになってるし呼び方も結くんじゃなくなってるし
もうこれ負け戦だって!

風呂に入っているはずなのに体が冷えてくる。

「すみません、ねェ?」
「っ、」
「口だけで終わりじゃねェよな?」
「・・・っ」

決して声を荒げられたわけでも暴力振るわれたわけでもないのに、苦しくて怖くて逃げたくなる。けれど逃げる隙なんて与えてもらえない。
目が合い、蛇に睨まれたカエルのように本能的に視線を外せなくなった。

「震えてんぞ結吏。寒いのか?」
「・・・ッあ、」

恐怖からか体が小さく震えていた。心臓もやばいくらいバクバク言ってる。

「泣くなって、・・・ン、」

いつの間にか潤んだ目から涙が出ていたらしい。柊真先輩に涙を舐めとられキスを落とされた。

「・・・なくなら、啼け。」
「ぇ・・?んァっ!ふぁ、まっ、て・・・!」
「待たない。イイ声出るじゃねェか」
「ンん、あぅっ、・・・っァ」
「ほら、もっとだ」
「ャだ、ァっ!」

声がひっきりなしに出て止めることが出来ない。
自分よりも大きな手に握りこまれて全体を強く刺激され腰が跳ねる。

「ふっ、イく時はイくって言えよ」
「ンぁ、ぃアッ!やぁあ・・・っ、」
「ほら、結吏。」
「ンぁあ・・・っ!」


そして俺は風呂場で初めて意識を手放す事になる。




―――

柊真が楽しみすぎてしつこくねちっこい先輩になったので出来るだけカットしたのですが・・・なかなか・・・


コメント毎度ありがとうございます!
励みになりますのでいつでもウェルカムです♡コメント来る度ニヤニヤしてます(

「平凡男子の受難」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「恋愛」の人気作品

コメント

  • ありさ

    ヤバいですね、こっちの先輩も良いかも……(殴ごめんなさい変態です。
    口が勝手にニヤケてて親に隠すの大変でした

    5
コメントを書く