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平凡男子の受難

安里あさ

act.10


引越しはスムーズに執り行われて
昼前には部屋が整った。

搬入作業を行った後、凄い人数で荷解きをしてプライベートなものは本人担当、それ以外は全て引越し業者が収めてくれた状態で引き上げていった為だ。

おかしくねぇ?もう生活出来るまで片付いていてダンボール一つも残ってないとか・・・。
金持ちはすげぇな。



「はい、あーん。」
「・・・いただきまふ。(もぐもぐ)」

作業が終わりソファーでひと息つく。

このソファー、前の部屋のソファーとは比べ物にならない座り心地。最初座ってコンマ〇秒で立ち上がったが、美道先輩にそっと促されて大人しく座っている。
そして1度腰を落ち着けると、全身が脱力感に見舞われた。

もうツッコむ気力も残っていない。
素直に従って"あーん"されていると柊真先輩から花を咲かせんばかりの笑みを向けられた。
この人、笑顔の限界とかないのかな・・・。

「おいしかった?今度はこっち食べる?あーん」
「(パクッ、もぐもぐ)・・・おいしいです」
「そっかそっか~」

銘柄も分からない外国語(イタリア語?フランス語?)で書かれたオシャレな箱に入ったクッキーやらチョコやらを甲斐甲斐しく口に運んでくれる柊真先輩。
それを見守る美道先輩。
興味も無さそうな宮原先輩。
満身創痍な俺。

「もっと食べさせてあげたいけど、そろそろお昼ご飯の時間だもんねぇ」

だからコレはまた後でね、と言って蓋を閉める先輩を横目で見つつ、まだ昼過ぎかよと心の中で突っ込んだ。どんだけ。

「そんな時間だったか。柊真が入れる紅茶が美味しくて時間を忘れていたな」

ソーサーにカップを置いて時計を見る美道先輩は動き一つがとても優雅だ。カップから離れる手を見て、指も長いんだなぁなんて考える。
なんか、
眠くなってきた、かも・・・?

「ふふっ、眠そうだねぇ。」

くすっと近くで笑い声がしたと思ったら瞼あたりをゆったりとした手つきで撫でられる。
この人、ホントに男なんだよな・・・?めっちゃ手がすべすべしてるんだけど・・・ふわぁ、

「ゆうり、おやすみ・・・」

そんな耳心地のいい声と撫でてくれる手に俺はあっさりと意識を手放した。



―――
文章が迷子ですみません・・・。

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コメント

  • ありさ

    続き楽しみです!
    頑張ってください!(๑•̀ㅂ•́)و✧

    5
  • 砂糖漬け

    待ってましたー続きが見れて良かったです( *´︶`*)次も頑張ってください(๑•̀ㅂ•́)و✧グッ!

    3
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