こんな俺でも愛してくれますか

UAI

4話 ギンの過去

今から11年前、ギンが小学2年のときの話
幼少期は、自分がどんな能力があり力がどのくらいかもわからない時期でもあった。
だが、ある事件が起きた。

「おーい、ギン遊ぼーぜ。」
「おう。」

この時のギンは、明るく、誰からも好かれる存在だった。

「ねぇー、ギンくん。放課後体育館の裏にきて。」
「別に、いいけど。」
「やったー。」

放課後に誘ってきたのは、足立美花(あだちみか)だった。美花には、別の目的があった。

(ごめんね、ギンくんは、このクラスから嫌われてるから、壊すしかないんだ。)

放課後....

「ごめん、遅くなった...あれ、いない。」

体育館裏には、誰もいなかった。はめられたことも知らずに、ただただ待った。
何時間も待ったが、さすがに夜になり、帰った。

次の日の朝...

「みんな、おはよう。」
「.......」

クラスからの返事はなく、沈黙が続いた、ギンには、何が起きているのかわからなかった。

「ごめんね、君は、このクラスには、いらないんだ、私だけでいいの、クラスの支配者は、君のおかげで、みんな君によっていった。それが嫌なだけで、昨日、君をはめた。」

「そんな..あんなに仲が良かったじゃないか、どうして?」

ギンは、質問した。美花から返ってきた答えは..

「ギンくんは、友達でもなんでもないってこと、このクラスはそう思ってる。ごめんね。」

ギンは、声すら出なかった、ショックすぎて、微動だにしなかった。

「はぁー、何もかもがぐちゃぐちゃになったのよ。このクラスは、もう、嫌だ。」

その瞬間、ギンから、黒っぽい色の魔力が流れてきた、魔力がギンにまとわりつき、いずれ、ギンの身体には、なにかが装備されていた。

「全てを、ぶっ壊す。」

「これはやばいって、はやく逃げないと。」
「きゃーーー」

悲鳴がたくさん上がった。

「ああぁーーーー。」

逃げ遅れた生徒が大半で、教室に残っていた。

「死にたくない、お願いたすけて。」

ギンには意識がなく、なにがに操られたように、動いていた。

「太陽系(スーパーノヴァ)」

手のひらには 、野球ボールぐらいの球があった。それを、地面に向けて落とした、その瞬間、あらゆるところが崩壊していき、
学校の一部がなくなって、生徒たちは、気を失っていただけだったが、重傷の者もいた。

ギンは、太陽系スーパーノヴァを発動した後、その場に倒れた。

その後の話は、みんなから嫌われ、人を信じなくなっていった。
それから、中学も同じく、あまり目立たずに三年間を過ごし、今に至った。

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「嫌なことを思い出した。この力には、嫌気がさす。」

朝の出来事もあり、だんだんと教室に人が戻ってきた。

「あんま、あいつに近づかな、殺されるぞ。」
「あー、怖い怖い、なんで化け物がここにいんだよ。」

(始まった、自分たちと違うだけで、拒絶する、だから人間は....嫌いだ。)

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早いすぎる過去話に編でしたがどうでした?
次は、明るくしていくので、どうか、見てぐださい。

頑張っていきますんで、応援おねしゃす。


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