新しい世界で生きるには
略奪者の能力
【『強奪【Ω】』についてすべてを把握しました。
『強奪【Ω】』が『略奪者』に昇華しました。
『略奪者』の発動句は『略奪者( プリュンダラー)』です。
『略奪者』の昇華能力は仲間に『略奪者』の力を一度だけ付与することができます。
そして付与された『略奪者』の力は一度しか使えません。代償は人それぞれになります。】
そう世界の言葉が話し終わった瞬間、頭に膨大な情報が流れ込んできた。
頭が情報の処理に追いつかず、沸騰するような錯覚をするほどに辛くなり視界がだんだんぼやけて……気絶した。
......................................................
   目を覚ますとそこには緑などはなく、天井が見えた。ヤトは上半身を起こし、伸びをしてベットの縁に移動して座った。そしてそのまま考えに耽る。
   目が覚めると妙に頭がスッキリしていた。それが何故かは分からない。そしてよく分からない記憶があった。それは自分が新しく手に入れた『略奪者』の使い方のようなものだった。
第三者視点から自分のような姿をした人が魔獣相手に『略奪者』を使っているという不思議な記憶だった。
   もちろん『略奪者』は一度も使ったことは無い。これが世界の言葉が言っていたすべてを把握ということなのだろうか。
そんなことを考えながら手に入れた記憶を確認する。
そのまま新しい記憶を辿っていくと、スキルの使い方、使用範囲、奪える対象(生物など)、奪えるもの、代償、応用方法など全てがあった。
使い方は至ってシンプルだ。
   相手から奪いたいものを頭に浮かべて発動句を言うだけだった。
そして範囲は自分から相手を……奪いたい対象を目視していれば問題ないということだ。反射したものを目視しても奪えるようだ。
   次に、奪える対象はほぼ何でもありだ。
例えば、人間が持っているスキル、ユニークスキルを奪うことも出来る。相手を見ながらユニークスキルを奪いたいと思いながら発動句をいうと、相手の持つユニークスキルすべて奪う事が出来る。だが、それは指定していない場合だ。例えば
(身体能力強化スキルを奪いたい!)
そう考えるとそれだけを相手から奪うことが出来る。
それは魔獣でも可能だ。勿論相手の所有物も奪うことは出来る。
   しかしなんでも奪いたい放題ではない。
代償があるのだ。この代償は奪うものの希少さによるらしい。
   例えば相手の持つもの。これは王国秘宝(アーティファクト)などでも関係なしに人が物理的に持つ、動物が物理的に持っているのであれば代償はなしに手にする事ができる。
   次に、相手のマナを奪った場合。
その場合は自分の爪が剥がれたり、皮膚が剥がれたりする。
生命力を奪った場合も同じだ。
   スキル、ユニークスキルは、実は魂と結びつけられている。
その結びつけを剥がす代償は指が消え失せる、記憶が欠損する、視力が低下するなどだ。
他にも色々とあるがそこは割愛。
   何故、代償があるのか気になって試しに世界の言葉に質問してみたらなんと答えてくれた。
意外とフレンドリーなのかもしれない。
略奪者だからといっても人間だ。何にも傷を負わずに手に入れることはない。
   だそうだ。スキルって名前の通りで、意外と考えられてるんだなと感心した。
それとは逆になんで人間基準なのか理解出来なかった。
   因みに一度にスキルなどを沢山奪うと腕が消し飛んだりするらしい。記憶を見た感じ恐ろしかった。
    仲間に略奪者を付与するには付与したい仲間を触りながら、発動句を言うと付与することが出来るみたいだ。
訳が分からない。
   そして応用方法だ。これは凄かった……といってもすぐに真似することは出来ないだろう。何故ならば世界からある程度の範囲を奪い、自分の所有物に出来るのだ。
   例えば、ある程度の範囲を奪ってその奪った範囲を思ったように扱うことが出来るのだ。例えば空気を固めて足場を作ったり、重力を操作したり、酸素だけにしたり、水素だけにしたり……と。自由自在に操ることが出来る。
   相手の腕がある所の空間の支配を奪い、時を加速させ急激老化、空間固定。などもできる。
   とりあえずは、ある程度の使用方法は分かったヤトは体を起こしまた伸びをしてクラスタがいるであろうリビングへと足を進めた。
『強奪【Ω】』が『略奪者』に昇華しました。
『略奪者』の発動句は『略奪者( プリュンダラー)』です。
『略奪者』の昇華能力は仲間に『略奪者』の力を一度だけ付与することができます。
そして付与された『略奪者』の力は一度しか使えません。代償は人それぞれになります。】
そう世界の言葉が話し終わった瞬間、頭に膨大な情報が流れ込んできた。
頭が情報の処理に追いつかず、沸騰するような錯覚をするほどに辛くなり視界がだんだんぼやけて……気絶した。
......................................................
   目を覚ますとそこには緑などはなく、天井が見えた。ヤトは上半身を起こし、伸びをしてベットの縁に移動して座った。そしてそのまま考えに耽る。
   目が覚めると妙に頭がスッキリしていた。それが何故かは分からない。そしてよく分からない記憶があった。それは自分が新しく手に入れた『略奪者』の使い方のようなものだった。
第三者視点から自分のような姿をした人が魔獣相手に『略奪者』を使っているという不思議な記憶だった。
   もちろん『略奪者』は一度も使ったことは無い。これが世界の言葉が言っていたすべてを把握ということなのだろうか。
そんなことを考えながら手に入れた記憶を確認する。
そのまま新しい記憶を辿っていくと、スキルの使い方、使用範囲、奪える対象(生物など)、奪えるもの、代償、応用方法など全てがあった。
使い方は至ってシンプルだ。
   相手から奪いたいものを頭に浮かべて発動句を言うだけだった。
そして範囲は自分から相手を……奪いたい対象を目視していれば問題ないということだ。反射したものを目視しても奪えるようだ。
   次に、奪える対象はほぼ何でもありだ。
例えば、人間が持っているスキル、ユニークスキルを奪うことも出来る。相手を見ながらユニークスキルを奪いたいと思いながら発動句をいうと、相手の持つユニークスキルすべて奪う事が出来る。だが、それは指定していない場合だ。例えば
(身体能力強化スキルを奪いたい!)
そう考えるとそれだけを相手から奪うことが出来る。
それは魔獣でも可能だ。勿論相手の所有物も奪うことは出来る。
   しかしなんでも奪いたい放題ではない。
代償があるのだ。この代償は奪うものの希少さによるらしい。
   例えば相手の持つもの。これは王国秘宝(アーティファクト)などでも関係なしに人が物理的に持つ、動物が物理的に持っているのであれば代償はなしに手にする事ができる。
   次に、相手のマナを奪った場合。
その場合は自分の爪が剥がれたり、皮膚が剥がれたりする。
生命力を奪った場合も同じだ。
   スキル、ユニークスキルは、実は魂と結びつけられている。
その結びつけを剥がす代償は指が消え失せる、記憶が欠損する、視力が低下するなどだ。
他にも色々とあるがそこは割愛。
   何故、代償があるのか気になって試しに世界の言葉に質問してみたらなんと答えてくれた。
意外とフレンドリーなのかもしれない。
略奪者だからといっても人間だ。何にも傷を負わずに手に入れることはない。
   だそうだ。スキルって名前の通りで、意外と考えられてるんだなと感心した。
それとは逆になんで人間基準なのか理解出来なかった。
   因みに一度にスキルなどを沢山奪うと腕が消し飛んだりするらしい。記憶を見た感じ恐ろしかった。
    仲間に略奪者を付与するには付与したい仲間を触りながら、発動句を言うと付与することが出来るみたいだ。
訳が分からない。
   そして応用方法だ。これは凄かった……といってもすぐに真似することは出来ないだろう。何故ならば世界からある程度の範囲を奪い、自分の所有物に出来るのだ。
   例えば、ある程度の範囲を奪ってその奪った範囲を思ったように扱うことが出来るのだ。例えば空気を固めて足場を作ったり、重力を操作したり、酸素だけにしたり、水素だけにしたり……と。自由自在に操ることが出来る。
   相手の腕がある所の空間の支配を奪い、時を加速させ急激老化、空間固定。などもできる。
   とりあえずは、ある程度の使用方法は分かったヤトは体を起こしまた伸びをしてクラスタがいるであろうリビングへと足を進めた。
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